予報どおりの快晴、微風、おだやかな波の中、第29回JAPANビルフィッシュトーナメントin串本がスタートした。
6時定刻通りにスタートフィッシング。1時間ほど鈴かな状態が続いたが7:00に愛海よりヒットコール、しかし直後にシイラとの報告。その後の長い沈黙の後、8:53にブルファイターよりヒットコール。16分後にT&Rを無事終え大会のファーストマーリンポイントを獲得した。
そしてこの日のヒットラッシュの時間帯を迎え、9:57にJMCのヒットコールを皮切りに、10:16にReOCEAN、10:22に天晴、10:37にVictor、同じく10:37にMAHALO、10:41にTRAFALGAR、10:56に再度JMCがヒットコールと1時間以内に7つものヒットがあった。
9:57ヒットのJMC、10:16のReOCEANはその後見事T&Rに成功。
そしてこの日一番の大きなインパクトを残したのがチーム天晴だ。10:22のヒットから2時間を経過してもキャッチに至らない。どんどん出て行くライン、とてつもない引きの強さに大物かもしれない期待感を抱かせた。周りのチームもこのバトルの行方を注目し見守った。そして4時間26分に渡る激闘の末、見事キャッチに成功。見た目にも巨大カジキだとすぐにわかる大きさだった。検量の結果、361.2kg。衝撃的である。はやりの言葉で言うと、天晴ハンパないって。
2008年大会でチーム愛海が釣り上げた208.6kgが最大重量の大会記録であったが、それを150kgも上回り10年間ぶりに最大重量記録を塗り替えることとなった。
10:37ヒットのVictor、10:37ヒットのMAHALO、10:41ヒットのTRAFALGAR、10:56再ヒットのJMCについては残念ながら釣果に結びつかなかった。
その後はヒットはまばらになり11:57にパザパ、13:42にJMCから3度目のヒットコールがあったがいずれもブレイクまたはフックオフという結果に終わった。
ストップフィッシングまで1時間をきった14:13に北関東から参戦の海彦がこの日最後となるヒットコール。1時間のファイトの末、132.6kgのクロカジキを見事キャッチした。
16:30から検量、審査が始まり、天晴がキャッチした大物のうわさを聞きつけたのか検量所前は黒山の人だかりに。そして重量が発表されると大きなどよめきがおこった。めったに見ることができない300kgオーバーのカジキを見ようとさらに多くの人が訪れ大いに盛り上がった。
超大物ともいえるカジキを釣り上げた天晴が391.2ポイント獲得し、初日首位。しかし2位ブルファイターとの差は166.2ポイント。また3位の海彦とも196.2ポイント差だ。十分に逆転が可能な範囲である。
明日も快晴、無風、べた凪。ここ最近和歌山沖は大物クラスの出現率が高いと聞く。
再度のインパクトのある戦いを期待したい。
順位 |
No. |
チーム名 |
アングラー |
ラインクラス(lb) |
魚種 |
重量(kg) |
ポイント |
ファースト
ポイント |
最大魚
ポイント |
合計
ポイント |
1 |
30 |
天晴 |
杉本 光作 |
130 |
クロカジキ |
361.2 |
361.2 |
|
30 |
391.2 |
2 |
12 |
ブルファイター |
西谷 和也 |
50 |
クロカジキ |
T&R |
195.0 |
30 |
|
225.0 |
3 |
29 |
海彦 |
國分 駿 |
50 |
クロカジキ |
132.6 |
198.9 |
|
|
198.9 |
4 |
6 |
JMC |
中野 常男 |
50 |
クロカジキ |
T&R |
195.0 |
|
|
195.0 |
4 |
18 |
ReOCEAN |
吉野 翔英 |
50 |
クロカジキ |
T&R |
195.0 |
|
|
195.0 |
|