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第15回 鳥羽ビルフィッシュトーナメント が開催されました!


大会名:第15回 鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会 2011

主 催:鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会実行委員会

後 援:三重県・三重県観光連盟・鳥羽市・鳥羽商工会議所・鳥羽市観光協会・鳥羽旅館事業協同組合・鳥羽磯部漁業協同組合・(社)鳥羽青年会議所・NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会

期 日:2011年7月29日(金)〜31日(日)

開催地:三重県鳥羽市鳥羽港を基地とする沖合い一帯


さる7月29日から31日の3日間、三重県鳥羽市で「第15回 鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会 2011」が参加47艇で開催されました。
本来であれば、15回目・・・という記念すべき節目の大会ですが、3.11のよる被災地の現状を鑑み、実行委員会で企画していた記念行事的なものは取りやめ、従来通りの姿で開催することとなりました。

昨年のこの大会では、なんと66尾!という驚異的な釣果が記録され、大いに盛り上がり、沸いたこともあって、参加全チームは“今年も・・!”との意気込みで鳥羽港に入港してきたはずですが、下船してくる皆さんの表情が冴えません。どうやら大会エリアの水色があまり良くないらしいのです。
ウ〜ん、今年は厳しい戦いになるかも・・・・。
それでも午後3時からは大会本部前で、仲野千里大会委員長、長鋪毅一郎JGFA会長、中川昌洋実行委員長、山本光平審査委員長をはじめ、大会役員が列席して安全祈願祭が執り行われ、続いて“豊かな海を願って・・”、今年はヒラメの稚魚を岸壁から放流。
5時からは場所を鳥羽商工会議所に移してキャプテン会議が開かれました。会議では注意事項や、ローカルルールの説明を行い、またJGFA事務局の岡田から、今年から改訂された後援事業規定により、参加選手がJGFA・BOLに入会いただく意味を説明、理解をいただきました。

大会初日。真夏の太陽に薄いベールがかかったような“薄曇り”の朝7時にスタートフィッシング! 
ほぼ全艇が大王沖、安乗沖に向ったようでした。ただ、海の状態はやはり前日から回復していないようで、カジキのバイトも少なく時間だけが刻々と過ぎて行きます。
・・・・と、そんな中で「隆盛、カジキヒット! ダブルストライクです!」との無線。沈痛な雰囲気が漂い始めていた大会本部もがぜん活気づき、無線のマイクに向かって「2尾ともファイトしていますか?」・・・と問いかけに、「こちら隆盛、今1尾めにギャフを打ちました。もう1尾はまだファイトしていますが、もうすぐです」と応答があり、しばらくすると「こちら隆盛。今2尾めにもギャフを打って、キャッチしました。今から帰港します。」との声。
ついで「コンパニオンシップ、カジキヒット! かなりデカいです!」という無線。
大会本部も“お〜、やった〜”と歓声が上がり、「去年は数が釣れたけどよ、今年は大型のカジキがおるらしいわ、200kgオーバーやったらええけどな〜」。そんな話しをしていると、「コンパニオンシップ、今キャッチしました。これから帰港します」とやや興奮したような声が無線から流れました。

大会の本部ではクレーン車もスタンバイ! 山本審査委員長の指示で検量コーナーも出来上がり、釣果のあった2艇を迎える準備が出来たころ「隆盛」が入港。ほぼ同サイズの108.0kgと109.8kgのクロカジキを検量して261.4ポイントを獲得。 
続いてデッカいカジキを釣った・・・との連絡があった「コンパニオンシップ」がウェインステージに横付けしてカジキを吊り上げます。
ン!やっぱりデカい! ン?でも・・、ちょっと細いか? う〜ん、150kgあるか、ないか・・ぐらいかな? 
果たして検量の結果は145.4kg。 ちょっと痩せてはいましたが174.5ポイントを獲得したのでした。

大会2日目。前日のトップ、261.4ポイントを抜くためには、30LBラインでT&Rを決めるか、同じく30LBラインで150kg以上のカジキをキャッチするか・・のどちらか・・・ということになり、依然として「隆盛」の優位に変わりはありませんが、逆転優勝を狙う何艇かのボートは見事に30LBラインのタックルを揃えてスタート海域に向かいました。
今日は昨日より1時間早い6時がスタートフィッシング!全艇は前日にカジキのストライクがあったポイントに向かいます。
と、「ファンタジア、カジキヒット! 推定100kg、ライン30LB、アングラーは池田慎太郎」との無線が入りました。
この慎太郎君、ジュニアながら多くのカジキとのファイトを経験している“ベテランアングラー”慎重なファイトの末に見事にT&Rを決めて、この時点で逆転!トップに立ちました。

この日は前日より多少潮が入ってきたのか、「サザンクロス」は61.8kgのクロカジキをキャッチ。また「マディラン」も推定80kgのクロカジキにタグを打ってポイントを獲得しましたが、午後2時ストップフィッシングを迎え、釣果のあったボートのタックルを審査し、順位が確定しました。

前週の下田とは一変し、天候に恵まれた第15回 鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会は、カジキ6尾(T&R×2尾、キャッチ×4尾)、シイラ1尾の釣果で無事に幕を閉じました。

《大会の結果》
第1位 ファンタジア    池田賢二 270.0P
第2位 隆盛        菅野 茂 261.4P
第3位 マディラン     清原芳房 225.0P
第4位 コンパニオンシップ 伊豆孝雄 174.5P
第5位 サザンクロス    堀 恒久  74.1P
第6位 ホワイトスター   渡邉竜生  17.4P

大会前日の29日、仲野千里大会委員長、
長鋪毅一郎JGFA会長、中川昌洋実行委員長、
山本光平審査委員長、他役員一同が、大会の安全を祈願しました。
大会初日の夕方から開催されたウェルカム
パーティーでは、鳥羽海上保安部(左)に
「青い羽根募金」が仲野大会委員長より
手渡されました。
大会第5位に入賞した「サザンクロス」
(堀 恒久キャプテン)。80LBラインで61.8kgの
クロカジキをキャッチ。
第4位入賞の「コンパニオンシップ」
(伊豆孝雄キャプテン)。80LBラインで145.4kg
のクロカジキをキャッチ。サイズ的には
150kgオーバーのカジキでしたが、ちょっと
痩せていたようです。
堂々の3位入賞は「マディラン」
(清原芳房キャプテン)。50LBラインで
推定80kgのクロカジキをT&R。
初日、ダブルヒットで大会本部を沸かせた
「隆盛」(菅野 茂キャプテン)。今大会も大釣果?
を期待させた2尾で準優勝を獲得。
前夜のうちにタックルをすべて
30LBに変えて、逆転のギャンブルに!
その作戦が見事に的中して劇的な
逆転優勝を飾った「ファンタジア」
(池田賢二キャプテン)。
アングラー池田慎太郎君はジュニア
ながら、百戦錬磨の経験を持つ。
表彰式での「ファンタジア」。慎太郎君にとって、
そしてメンバー全員にとって思い出深い夏休み
となりました。