昨年(2009年)の9月27日に千葉県飯岡沖でタグ&リリースしたヒラメが、ほぼ1年後の今年9月29日に茨城県波崎沖(40m)で再捕されました。大会に参加した有坂英さん(会員外)が釣った全長29cmのヒラメを、有坂さん了承の下、岡田順三会長持参のタグを打ってリリースしたものでした。「JGFA主催・服部名人杯・ヒラメオープン大会」で釣られたヒラメは63人参加で227尾に達し、そのうち、タグ&リリースされたのはジャスト50尾。タグを打たずにそのままリリースされたのも150尾前後ありました。つまり、50尾タグ&リリースされたヒラメのうちの1尾でした。この再捕によって、29cmの「ソゲ」クラスのヒラメが1年間で48cmに成長し、立派な成魚になったことが分かりました。ちょっと待てば、ヒラメは大きくなって戻ってきてくれます。
これでまたひとつ貴重なデータが得られました。
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2009年9月27日、「JGFA主催・服部名人杯・ヒラメオー
プン大会」で飯岡・隆正丸の岸壁からタグ&リリースされた
ヒラメ。このうちの1尾がこのたび再捕され、約1年で29cm
の魚体が48cmになることが分かりました。JGFA岡田順三会
長(右)の持参したタグをヒラメに装着する猶原正和さん
(左、JGFAタグ&リリース魚類保全委員会委員長) |
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