10月17日(日)、伊豆七島・三宅島にて、第7回石鯛タグ&リリース『ガンバレ!三宅島』大会が開催されました。
記憶に新しい噴火災害による4年間の自然禁漁を契機に、災害の産物とも言うべき資源(魚)を有効活用すべく、平野村長をはじめとする三宅村行政から釣り人に対するお願いという形で『石鯛、石垣鯛に対するバッグリミット制』が導入され(詳しい経緯は2006年版JGFAイヤーブックに記載済み)今日に至っています。
当大会は、リリースの啓蒙はもちろんの事、三宅島バッグリミット制への応援、石鯛類の稚魚放流、海底清掃の実施及びその資金集めなど、恒久的に石鯛釣りを楽しめるような釣り場環境作りを目的として行われております。
今回もJGFA、全磯連関東支部の後援と、東京都三宅村、東海汽船(株)の協力、石鯛関連メーカー各社の賛同を得まして、シマノ、ティー・プロ、谷山商事、FUJI工業(順不同)のメーカーからの参加を含めた18人の参加者が集まり、大いに盛り上がりました。
三宅島は日帰りで7kgクラス、さらには夢の10kgクラスのクチジロが狙える、石鯛師にとっては夢のフィールドです。
大会前夜の東海汽船の船中では大会説明後、車座になって石鯛談義を肴に酒盛り!?これも汽船を使った釣りの楽しみです。
翌朝5:00に錆が浜港に到着。大会当日はベタ凪で渡船組と地磯組別れ、渡船組はマカド根、大根、エビ根、新鼻ハナレへ渡礁し、地磯組も島全体どこでも竿を出せる状態でした。
中でも初めて石鯛釣りをする方にもアタリがあり!生まれて初めて釣ったイシガキダイにT&R!!さらに、20年石物を釣った事の無かった○○さんがついに初石物をC&Rと、最高の1日となりました。
今年の大会は秋の数釣りシーズンに開催した事もあり、18名で34尾リリース、うち18尾にタグ&リリースし、今年も無事大会を終えることが出来ました。
石鯛、石垣鯛の類は50cmになるのに10年、60cmになるのに20年と言われる、成長に時間が掛かる魚です。また20年間に及ぶJGFAのタグ&リリースの調査では、ほぼ100%の魚がリリースされた同じ磯で再捕され、固着性が強い事が証明されています。
上記の事を考えると、三宅村から発信された石鯛、石垣鯛に対するバッグリミット制の導入は、釣り場に魚を残す非常に効果的な方法と言え、また大変素晴らしい事だと思います。
次回大会も三宅島を予定しております。『いい釣りをいつまでも!!』
【大会結果】(敬称略)
大物賞優勝・ティープロズ 宮本実樹志(46cm 2.0kg 新鼻ハナレ)
大物賞2位・SABALO 助川博也(43.0cm 1.6kg 地磯)
大物賞3位・
日本リール会 岩田守弘(42.0cm 2.5kg 地磯)
ティープロズ 進藤篤(42.0cm 新鼻ハナレ)
レインボーキャブ 村瀬渉(42.0cm 地磯)
磯釣り人魚会 石田雅巳(42.0cm 三本 マカド根)
タグ&リリース賞・ティープロズ 進藤篤(7尾リリース)
報告
石鯛タグ&リリース大会実行委員
SABALO 助川博也
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(1)初めての石鯛釣りで初めて釣ったイシ
ガキダイをタグ&リリース。(FUJI工業
の氷見さん)
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(2)初めて石鯛釣りをしてから20年・・・初めて釣
ったイシガキダイをリリース。(シマノの匿名希
望??さん)
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(3)もっと大きくなってね! イシガキダイをタグ&リリース
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(4)参加者全員で記念撮影。 |
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