報告:遠藤修(てっぱつドルフィンフェスティバル実行委員長/サウスエンド)
てっぱつドルフィン・・のホームページはこちら
★大会名称:「第8回てっぱつドルフィンフェスティバル」
★場所:千葉県南房総市富浦新港
★日時:2009年7月26日(日)
★主催:てっぱつドルフィンフェスティバル実行委員会
★後援:JGFA、富浦漁業協同組合
★参加者:65人(遊漁船6隻に分乗)
梅雨明け宣言後も停滞しつづける前線のおかげで不安定な天気が続き、風も強く、船宿も頭をかかえるほど悪天候続きの今年の7月。今年の南房はアジが少なく、カツオがとれず、網に入る魚も全体に少ないというのが地元漁業の総評ですが、冷水のおかげかどうか、キントキが爆釣しています。
内房の船はマルイカやマダイ、カワハギが終わるといよいよ真夏のシイラシーズンに突入しますが、今年はその切り替え時期の見極め期間が長いようです。
前線はあいかわらず頭上をいったりきたり、大会前日は風が強いのにガスがかかり、レーダーなしではちょっと怖いくらいでしたが、大会当日はそんな心配をよそに。風は強いもののガスも雨もなく、久しぶりの青空も見えてきました。
参加者65人は6艇に乗り込み大房沖でスタートフィッシング。悪天続きでパタンの掴めていない船長たち、釣り人たち。経験と知恵と運でゼロからシイラを探します。
伊豆諸島周りにあった冷水塊は前線の力で急激に北上、南房はすっぽり冷水に包囲されてしまいました。南下して冷水帯を越えるには風が辛すぎます。真西へ走った宝生丸から西も水温低下の情報があり各艇西〜南は断念。庭先の洲崎〜城ヶ島ライン内での戦いになりました。ちなみに昨年のビッグワンはこの内房灘からが出ています。
私は村井丸に乗船。移動中、小トビが変な動きをしてたのでチェックしてもらうとペンペンのチェイスがありキャッチ。ペンペンとはいえ船内の活性があがります。湾口部にさしかかり、水色は緑がかり、剣崎沖のワラサ船団が大きく見えはじめるころ、長い潮目を見つけて流しながら叩いていくと、ときどきペンペン〜中型のチェイスがありますが、魚が深く、追いも浅い。ワンチャンスです。すでにこのあたりは濁りのせいで水温が1〜2℃高くなっています。
潮目をひたすら投げ続け、金谷まで上がってから戻り途中の保田沖。さらに灘寄りの潮目でポッパーに反応した検量サイズが浮いてきます。その下にはメータークラスもいますが反応が悪い。ここで田村さんの投げていたミノーにメスがヒット!。この叉長80センチのシイラが今回の優勝魚になりました。てっぱつとは言いがたいサイズですが、このコンディションの中で立派です!
エントリー2本のうちもう1尾はゆかた丸に乗船の庄司さん。同じくこの海域でキャッチしたものだそうです。
優勝の田村さんがファイト中、去年のレディス優勝の奥さまが横で「ロッド立てないっ!!」「あわてない〜っ!!」と大声でアドバイス(?)する姿が素敵でした。
灘と小トビ。このパタンにもっと早い時間に気付いていればと悔やまれますが、これも釣り。そして時間の限られた大会。今回はとてもいい勉強になりました。
魚的にはプアな結果となってしまいましたが、大会自体はとても楽しいものでした。魚がいなくても、海が悪くても、楽しくにぎやかに!。コレが南房スタイルです!まだまだ続くシイラシーズン。楽しんでいきましょう!。そして、あなたとこの夏、南房のどこかでお会いできますように!
|
|
優勝の田村さん。叉長80cmメスのシイラ。このコンディ
ションでお見事です! |
|
|
口にホースを入れて弱らないようにしながら検量&リリース。 |
|
|
リリースは頭を下に向け、一気に水中に突き刺します。
|
|
|
優勝の田村さんにチャンピオンベルトが贈られました。
ディフェンディングチャンピオンは次回開催時、無料
で参加していただきます。
|
|
|
好評の参加記念Tシャツ、毎年デザインを変え参加者に
プレゼントしてます。
|
|
|
また、来年、お会いしましょう。 |
|
|