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三宅島ﾋﾞﾙﾌｨｯｼｭﾄｰﾅﾒﾝﾄ・「FURUNO NavNet CUP」が開催されました！

６月２０日（土）・２１（日）の両日、今年も古野電気様のご協賛をいただき、東日本月例トーナメントの第２戦｢三宅島ﾋﾞﾙﾌｨｯｼｭﾄｰﾅﾒﾝﾄ・FURUNO NavNet CUP」が参加４５艇で開催されました。
海況はこの時期としては珍しいほどのナギで参加艇は各ホームポートを早朝に出港して三宅島を目指して南下して行きます。
神子元を通過したあたりから雲が徐々に厚くなり、左前方に神津島が見え始めたあたりで細かい雨が降りはじめましたが、強いものではありません。
やがてはるか前方に海から突き出た巨岩を確認。そのあたりまでくると夏空が広がり、梅雨の最中であることがウソのようで、完全に復興して緑に輝く三宅島が徐々に近づいてきます。
５年前、この大会は「三宅島災害復興支援大会」として開催しました。
しかし今大会は島の方々から「おかげさまで島も復興したので、今年は皆さんが楽しむ大会にして･･･････」とのお言葉を頂戴し、名前も新たに「三宅島ビルフィッシュトーナメント」ととしての開催となりました。
しっかし～、海はいいナギ、陽光もサンサンと降り注ぎ、所々に小魚のナブラもあったり、鳥も飛び交って獲物を探している････という絶好のトローリング日和なのですが、“潮”がありません。
水温も２１℃台後半を行き来して、一瞬２２℃にデジタル数字が変わってもすぐに元通り。
各船から入る無線も、お互いの水温を確認し合っているだけで、“景気”のいい話は聞こえてきません。
そうそう、すこ～し、いい話しも聞こえてきました。２艇がシイラにタグを打った････！というものです。
午後３時ごろ、当日の幹事艇が阿古港に入港し、懇親バーベキュー大会の準備が始まろうとしていました。
その頃から参加艇も続々と阿古港に入港。三宅漁協の全面的なご協力により、漁船はすべて隣の港に移動して、今日の阿古港はＢＯＬ東日本の貸切状態！　プレジャーボート満タンの漁港となりました。
懇親会には三宅村の平野村長、三宅漁協の関組合長にもご出席いただき、歓迎のご挨拶をいただいたあと、それぞれに寄付金を贈呈させていただきました。
それにしても今年の懇親会は、幹事艇８艇のキャプテンからクルーの皆さん全員でバーベキューコンロを担当いただき、美味しそうなメニューが次々と出来上がります。
三宅の漁師さんもスッパスパに切れる出刃包丁片手に、お刺身を大きなトレイに盛り付けていますが、何と言ってもイカのお刺身が超絶品！　いや～、本当に美味しかったですよ。
そうそう、懇親会場の端の方では三宅島観光協会の皆さんが、島の特産品販売ブースを設置。お腹を満たした多くの皆さんがブースを取り囲んで、お土産を求めていました！
さて、表彰式。５回目の大会で、初めてカジキが釣れない結果となってしまい、シイラのタグ＆リリース２本で決着かと思われましたが、なんと検量があったのです！角の無い魚････アオザメでした。
重量３６．５ｋｇで堂々の優勝でした。

それにも増して、三宅島を訪れることがこの大会の最大の目的！でもあり、４０艇以上の入港と、地元の方々との素晴らしい懇親会が開催できたことで、大成功の大会となったのでした。

１位　グランテム　　森川幸二　　アオザメ　　３６．５ｋｇ　５０ＬＢ　
２位　ボナデア　　　和田　惠　　シイラ　　　Ｔ＆Ｒ
３位　アドミラル　　前田利幸　　シイラ　　　Ｔ＆Ｒ
※２位と３位は同ポイントですが、Ｔ＆Ｒの時間による順位となりました。