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5/21「JGFAタグ&リリースセミナー」結果レポート


2009年5月21日(日)、JGFA事務局・会議室(東京・恵比寿)で「タグ&リリースセミナー」が開催されました。
当日は会員外の方を含め、25名が受講し、3時間にわたるセミナーを皆さん真剣な眼差しで聞いていました。

【講習内容】
JGFAの推進するゲームフィッシュへのタグ&リリースを正しい知識を持って実行し、よりこの活動を実りあるものとしたいと考え、セミナーを開催しています。タグ&リリースはタグを打つ技術や、魚に極力ダメージを与えずリリースするテクニックも重要ですが、放流後、ただちに正確に報告することが一番重要です。また、タグ&リリースを含んだトーナメントに出場する際にも必要であり、JGFA会員の皆さんにはぜひ身につけていただきたいと思います。
●タグ&リリースの意義・目的
●タグ&リリース最近の実績
●T&Rビデオ放映
●魚種、サイズ、場所別のタグ&リリース方法(スズキ、シイラ、磯魚、カジキなど)
●タグ&リリースの報告システム

★再捕実績については、多くの魚種で目立ったものが紹介されましたが、つい最近再捕された、JGFAタグ&リリース開始(1985年)以来、最長の再捕期間更新となったスズキも報告されました。(放流:2003年10月20日。再捕:2009年5月2日。再捕期間:5年6ヶ月。叉長50.5センチが全長80センチの立派な魚体に成長。放流、再捕とも大野川中流だった。)



【タグ&リリースセミナー開講】
2009年5月21日、東京・恵比寿のJGFA事務局会議室にて
タグ&リリース・セミナーが開催されました。
【タグ装着位置】
カジキの模型を使って、タグ装着位置を説明する講師の
武井宏和さん(元遠洋水産研究所)。タグは、背びれ直下の
鰭を支える骨(担鰭骨・たんきこつ)の隙間に打ち込むことで
確実にタグが装着されます。(他の魚種もこの位置です。)
【タグガン】
スズキなど比較的小型魚に適したタグガンと、アン
カー式スパゲッティータグ。タグには、記号と番号が
1本ずつ付けられていて、魚の個体識別が可能です。
このタグは連続打ちでき、ボートからのスズキなどに
適しています。
【ダート型Sタグ】
1本ずつばらばらになっているダート型Sタグ。専用のステ
ンレスパイプで装着します。タグガンより持ち運びがコン
パクト。長さも90ミリあるので、岸から釣る大型のスズキ
や船から釣るシイラなど、10㎏程度までの魚に適しています。