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外房でタグ&リリースされたイシダイがなんと、徳島県で再捕!


2006年12月9日に外房(千葉県白浜)の磯で個人会員の山崎幸雄さんがタグ&リリースした、イシダイがなんと、486日後の2008年4月8日に徳島県鞆浦地先で再捕されました!

今まで、伊豆諸島、外房、種子島、五島列島などでタグ&リリースされたイシダイ、イシガキダイはほとんどが放流地点か、同じ島内で再捕されており、こんなに長距離の移動は報告がありませんでした。

しかし、今をさかのぼること、21年前の1987年5月、「第1回タグ&リリース・セミナー」で講演された水口憲哉先生(東京海洋大学名誉教授、JGFA名誉会員)の「イシダイの渡りと地付き」のお話にあった「渡り」が標識魚の再捕によって、初めて実証されました。

イシダイの産卵場は、鹿児島県の南西諸島付近といわれており、そこへ南下していく道すがらだったのでしょうか。

千葉県白浜(外房)でタグ&リリースされたイシダイJG-44149の放流-再捕データ
放流再捕
年月日:2006年12月09日年月日:2008年4月8日
位置:千葉県南房総市白浜位置:徳島県海部郡鞆浦地先
叉長:38cm叉長:36cm(体長)
体重:   kg体重:1.7kg
 再捕期間:486日
 見かけの移動距離:625km
捕獲方法:磯釣り捕獲方法:大型定置網
放流者:山崎 幸雄(個人会員)再捕者:鞆浦漁業協同組合
再捕連絡:鞆浦漁協 → 徳島県立水産総合技術支援センター → JGFA

【今回再捕報告があったイシダイの移動経路】