11/5日曜日、3連休の最終日に、今回第4回を数える「はぎ王杯 カワハギトーナメント」を久比里は山天丸にて開催いたしました。
報告:山本泰(クラブ Gang of the Sea)
レギュレーションは前年通り。
・鉛オモリ使用禁止
・ハリは2本まで
・15cm以下はリリース
ご存知の通りカワハギ釣りの主流は3本ハリ。この1本の違いはエサが取られたと思しき状況で、誘い続けるか、仕掛けを回収するかの判断を難しくします。
そして数cmのハリ間隔の違いが成否を分けるカワハギ釣りのこと。ハリの位置に参加者の工夫が要求されます。
早い話、釣りが難しくなるのですが、それでいいのです。この難しさを楽しむことは、そのままカワハギ釣りの難しさを楽しむことでもあると思います。
直前情報は「渋い」の一言。中には「5枚釣れたら名人だよ」などという恐ろしい情報も…。昨年もそうでしたが、東京湾口エリアでは群れが固まり釣りやすくなるにはもう少し時間が必要な様です。
しかしそこは枚数ではなく、3匹の総重量で競うわけですから、船長には「数が上がらなくても型がいいところを回って下さい」とお願いして8時出船。剣崎沖へと向かいます。
当日は朝こそ曇っていたものの、釣り始める頃には快晴で、やや北風が吹くもののほぼ釣りには申し分ないコンディションでした。しかしここで「にわかカワハギ師」を苦しめるのが2枚潮。船長がギアを入れる回数も普段より多く、ご苦労をお掛けしたかと思いますが、釣る方も仕掛けのコントロールに難儀します。
簡単ではない状況を克服して見事優勝されたのは西野さん。近くでその釣りを拝見していましたが、ゆっくりと小さい聞きを淡々と入れながら25cm以上の良型をコンスタントにキャッチしていくところは圧巻でした。
トップがぎりぎりツ抜け、という、やはり数の出ない状況でしたが、釣れるサイズの殆どは20cm以上で、結果として地道にアタリをコンスタントに取った方が上位に並びこととなりました。
聞き、タタキ、タルマセ、それぞれの名人の方はいらっしゃいますが、私の様な一般人は、その都度その時にマッチした釣法を節操無く切り替えていく方がいいのかもしれません。
そんな「別の釣りがメインの」一般人の方、「カワハギ釣りに挑戦してみたいけどマニアックそうで雰囲気が…」という初心者の方、エキスパートの方、それぞれが楽しめて、入賞の可能性がある様なトーナメントを目指していきたいと思います。
最後になりましたが参加者の皆さま、協賛の皆さまにこの場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。 |
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静かな聞き合わせで優勝の西野さん |
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初出場2位の唐沢さん。カワハギ2年目です |
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3位の石川さん |
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皆さん、お疲れ様でした |
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