桜の花びらフライで24.16kgのソウギョ!大森昌弘さん快挙!
JGFAの記録保持者でNO.1といったら兵庫県神戸市在住の大森昌弘さん(個人会員)ではないでしょうか。昨年度のIGFA世界記録ランキング「トップ10」での淡水部門、およびフライ男性部門の2部門でともに世界2位になるなど相変わらずの活躍です。しかも、その記録のすべてはフライフィッシングで成し遂げたもの。ハリスにあたる部分(ティペット)は1kgテスト、2kgテストといったものが多いのにも驚かされます。
今回ご紹介するのは、驚くなかれ、桜の花びらを模した「花びらフライ」で2kgティペットで24.16kgのソウギョを釣ったこと。以前にコイが桜の花びらを食っているのに出くわしこのフライを作っておいたそうです。今回、ソウギョが花びらを食べるシーンに出くわし、そのときにこのフライを持っていたことに私たちは感動さえ覚えます。(2004年4月13日 釣り場:兵庫県揖保川)
この記録の審査にあたった全員がびっくり。そして大森さんの用意周到さと魚を探し出す観察眼とその見つけ方、きわめて細い糸で釣り上げるテクニックに脱帽です。しかも、大森さんは釣った魚は記録を取ったあと、すべてリリースしています。
これが花びらフライで釣った24.16kgのソウギョ。
でかいです。世界記録に申請しました。
大森さんは記録とリリースを100%両立しており、
この魚も計量後、もちろんリリースされました。
これが大森さんのサクラの「花びらフライ」。
素材は薄い発砲シート。お菓子の箱に敷いてあるよ
うなクッション材です。
今回の24.16kgを釣る1週間前にも2kgティペットで
20.00kgのソウギョを釣っており、このときのフライ
は同素材で作った「草フライ」で、浮力も抜群とのこと。