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パート2.では遠洋水産研究所の余川浩太郎さんから
「クロカジキの年齢と成長」が発表されました。 |
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春から夏にかけて与那国島に水揚げされたクロカジキの
雌雄別体長組成。性別不明の個体は、沖で内臓を除去さ
れたので性判定が出来なかったもの。クロカジキは雌(赤)
の方が雄(青)よりも成長が早く、最大体長も大きい事
が知られている。 |
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15年度の研究によりクロカジキの年齢は、第1
背鰭の最長棘を輪切りにした時に観察される年輪
状のリングを年輪として計数すれば良いのではな
いかと考えられた。この図は、標本として採集さ
れた第1背鰭の棘を示している。 |
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第1背鰭の最長棘を輪切りにした時に観察される
年輪状のリング(輪紋)。年輪と思われる箇所に
矢印でマーキングしてある。 |
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クロカジキの胃袋からは、切断された生物が発見
された。これはクロカジキが補食前に餌生物を吻
で攻撃した際の傷と考えられる。 |
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クロカジキの胃内容物から発見された珍しい
生物の一部。こうした生物が見られる事は、
クロカジキは餌生物の選択性があまり強くな
い事を示している。 |
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