タグ&リリースデータを研究者へ提供
2024年9月2日 JGFA事務局にて 東京大学大学院農学生命科学研究科
水圏生物科学専攻博士課程 高井万葉さんからタグ&リリース活動やそのデータ活用についてご相談を受け、スズキ・クロダイ・ヒラスズキ・シイラ・ブリ・カンパチの再捕データを提供しました。
釣りの愛好家でもある高井さんは、「スズキに河川回遊をもたらす駆動力と成長に関する研究」テーマに活動しています。
今回、東京湾のスズキを中心に研究を進める中で、JGFAが1985年から実施しているタグ&リリース活動とそのデータに着目していただきました。以前からこの活動はご存知だったそうです。
「簡単には収集できない量のスズキのデータが蓄積されていると思います。それらのデータを適切に解析することでスズキの成長やその年代変化について明らかにできるのではないかと考えています。
JGFA様や釣り人の皆様が収集されたデータを最大限活用し、科学的な知見が得られたら大変嬉しく思います。」と話されました。
スズキ含め上記6種類の再捕情報を提供し、現在はスズキのデータを使用し国際学術誌への投稿に向けて論文原稿を作成しているとのこと。
釣り人の釣果が科学的価値を持つタグ&リリース活動。JGFAはこのデータをさらに有意義に活用していきたいと考えています。興味のある方はぜひご連絡ください。