エサ釣りの2本バリに関するルール明確化

現代的な倫理観にもとづき、次世代を見据えた倫理的な釣りを提唱するインターナショナル・ゲームフィッシュ協会 (IGFA) は、このたびボトムフィッシングの2本バリ仕掛けに関するIGFAルールの文言を見直しました。
 
最新版はこう改定されています(暫定訳)。
「ボトムフィッシングの場合は、シングルフックを2本まで使用することができる。2本のフックは、別々のハリスまたはドロップで取り付けなければならない。フックを含めたハリスまたはドロップの合計長は、リーダー本線に設けられた接続部間の長さを超えることができない。2本のフックは、別々の餌に埋め込むこと。」
 
この改定は、旧来の「2本のフックは……充分に離しておくこと」という記述をより具体的にして欲しいという釣り業界からの要請に対応したものです。これによってあいまいさがなくなり、ファウルフッキング(スレ掛かり)の可能性も低減し、記録の正当性と釣りにおける倫理がさらに高まることになるでしょう。
 
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B + C ≦ A
フックを含めたハリスまたはドロップの合計長(B + C)は、リーダー本線における結節間の長さ (A) を超えることができません。
 
A リーダー本線における枝バリ結節点の距離
B ハリス(ドロップとも呼ぶ)の長さはフックのベンドから本線との結節点までを測る
C ハリス(ドロップとも呼ぶ)の長さはフックのベンドから本線との結節点までを測る

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IGFAは、2024年9月11日にこのルールを発表しました。
これに伴い、日本記録も2024年12月7日以降はIGFAルールに準じることとなりました。