ママのタグ&リリースしたヒラメが110日間で再捕!

昨年12/3付けの「JGFAプレスリリース12月度審査結果」でご報告した羽深澄江さんのリリースした日本記録ヒラメが、2009年3月2日に神奈川県長井沖水深80mで再捕されました。
このヒラメをリリースした羽深澄江さんの当時の記事をご紹介しましょう。
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千葉県館山市の海岸で赤ちゃんを背負いヒラメを初キャッチしたのは、埼玉県所沢市に住む羽深澄江さん(25=主婦)。
ルアーマンのご主人に誘われるまま5年前に釣りを始めて、今や月1、2回ペースで釣行を楽しんでいる。今回は2日間の予定で館山へ。初日はシーバス (2.5kg)をゲット、2日目(2008.11.12)にこのヒラメをあげ、ヒラメは日本記録に申請した。「背中で1歳2カ月の息子・海渡が応援してく れたので」。「釣りは春夏秋冬、一年を通して楽しめるし、奥が深いですね。夫婦で共通の趣味があるのも夫婦円満の秘訣です」と澄江さんはキッパリ。前日の シーバス同様、このヒラメもタグ&リリースを実施。「いい魚に出会えただけで幸せ。大きくなった時にまた会いたいナ…と思って放しています」とニッコリ。
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羽深澄江さんが日本記録申請&タグ&リリースしたヒラメ。
(2008年11月12日千葉県平砂浦・全長46㎝0.85kg)

図-1.千葉県平砂浦でT&R したヒラメの移動
(2008年11月12日→2009年3月2日)


残念ながら、刺網で再捕され、またの出会いは果たせませんでしたが、110日間で千葉県外房から相模湾へ移動し7cmも成長したことが分かり、貴重なデータとなりました。
ヒラメの成長は結構速いですね。
40cmに満たないソゲクラスのリリースをもっと徹底すれば、より大型のヒラメが釣れるようになるでしょう。
ちょっと、我慢すればいい釣りが楽しめる。
今回のヒラメ再捕は、そのことを数字で私たちに教えてくれました。



千葉県平砂浦(外房)でタグ&リリースされたヒラメJG-40334の放流-再捕データ

放流
再捕
年月日:2008年11月12日 年月日:2009年3月2日
位置:千葉県館山市平砂浦 位置:神奈川県相模湾亀城根沖水深80m
全長:46cm 全長:53cm
体重:0.85kg 体重:1.2kg
  再捕期間:110日
  見かけの移動距離:30km
捕獲方法:ルアーフィッシング 捕獲方法:ヒラメ刺網
放流者:羽深澄江(ファイティング・ロッダーズ)  再捕者:長井町漁業協同組合
再捕連絡:長井町漁協 → 神奈川県水産技術センター
→ JGFA