★2/14(土)【JGFA沖釣り同好会オニカサゴ記録チャレンジ会】結果レポート

沖釣りファンで構成する「JGFA沖釣り同好会」が2015年2月14日、神奈川県平塚沖でオニカサゴ(標準和名イズカサゴ)を対象に恒例の記録チャレンジ会を開催しました。〝深海の宝石〟を相手にハリ数2本、手巻きリールで…がルール。日本記録は2000年10月に静岡県沼津沖で釣れた1.5kgで、記録更新に向けて女性、少年を含み10人が挑戦しました。審査は1尾の重量で行われその結果、浅野法子さん(52=荒川区、ファミリー会員)が652gを釣り上げて初優勝しました。

◆大会規定ほか◆
▼主   催   JGFA沖釣り同好会
▼開催日     2015年2月14日(土)     
▼場   所   神奈川県平塚「庄三郎丸」 TEL 0463(21)1012
▼出    船     7:00、ストップフィシング14:00                  
▼審    査     イズカサゴ(オニカサゴ)1尾の重量
▼表   彰    1〜3位
▼規   定      ★IGFAルールで行います。(電動リール、クッションゴムは不可)  ★オモリ:原則的に鉄オモリ60号。ラインはPE3号まで。※バッグリミット オニカサゴ全長25cm以上5尾までとする。他魚を含め10尾まで。
◆当日の模様◆
 
船の担当はこの釣りを得意とする第17庄三郎丸の後藤久船長。片舷5人ずつが竿を出す。宿のHPで見た前日釣果はトップ8匹、最大40cm。この分なら魚は期待できる。記録更新も夢ではない…と思われた。
 「水深116mです」(船長)――大物1尾を目指して一斉に仕掛けが送り込まれる。船中1号で口火を切ったのは右舷胴の間の筒井政和さん(59=新座市=サポート会員)が上げた30cm級。しかし、白銀の富士山から吹き下ろす冷たい北西風の影響か、当たりは遠く単発。左舷で2尾目が上がったのはこの1時間後。そんな中、34cm、30cmを2連発しのが横浜市の浅野和也さん(58=会社役員)。「やっと調子が出てきました」。さらなる大物を目指している。
右舷に並ぶ平塚市の松井隼人さん(33=飲食業)、風雅君(中1=12)親子は、仕事の都合から沖縄に移り住んでいたが、2年ぶりに戻ってきて記録会に参加。かつては親子で入賞するなど腕の良さは折り紙つき。 「きょうはダメです」と隼人さん。中・小2尾でストップ、風雅君は奮闘むなしく顔を見れなかった。
「生体反応が全然ないんだけど」と、9kgのミズタゴを釣り上げた人も出たが全般的には渋い釣果になってしまった。
審査の結果、652gで優勝したのは荒川区の浅野法子さん(52=会社員)。ほぼ全員が型を見た後の昼すぎ、やっと巡った魚信だったとか。
「大苦戦しました。たった1度の当たりが、これほどうれしく思えたのは初めて」と浅野さん。いつもは泣かされる外道が不在?終日吹く北西風と、潮の濁りが食いを渋らせたようだ。結局、今回は記録を塗り替えることができずに記録会は終了。
 (構成・林 悠二/スポニチ/マーメイドAC)
 
 ◇大会成績◇ 審査は1尾の重量(単位g)
 1位 浅野法子(荒川区=ファミリー会員) 652
 2位 浅野和也(横浜市=OSFチーム)650
 3位 宮井敏晴(小金井市=レギュラー会員)520
 4位 坂本幸博(秩父市=特別会員) 483
 5位 筒井政和(新座市=サポート会員)445。
                   (敬称略)

 

それぞれが本命を手にしたが、残念なことに記録更新する大物は姿を見せなかった

この日最後に釣れたオニカサゴが優勝魚になった浅野法子さん

船中1号で口火を切った筒井政和さん

2年ぶりに参加の松井隼人(左)風雅君親子も健闘しました

これにはびっくり。特大9㌔のミズダコを釣り上げたのは若林務さん