★9/27【JGFA沖釣り同好会主催 アカムツ記録チャレンジ会】結果レポート


JGFA沖釣り同好会主催の「記録チャレンジ会」が2014年9月27日(土)、アカムツを対象に茨城・神栖市の波崎沖で開催された。全米オープンテニスで準優勝に輝いた錦織圭選手が大好きだという魚。現在、オールタックル世界記録は同沖の寒猫根で釣れた850g(39cm)。連日の好釣果に記録更新はほぼ間違いなしだったのだが…。     (報告/写真・スポニチ 林 悠二)

【大会概要】
●日 時  2014年9月27日(土)  集合 4:00  出船5:00  帰港12:00 
●釣 宿  茨城県波崎・はまなす丸=TEL0479(44)4627=から出船。 宿のホームページ
 http://www11.plala.or.jp/ser-hama/
●対象魚   全長30cm以上のアカムツ
●オモリ号数  80〜100号が基本、ハリ数2本まで。
●参加資格 JGFA会員および家族。
●参加人数  8名(うち、取材1名含む)


【当日の概況】 
9月上旬に釣れた1.8kg(47cm)が開催宿・はまなす丸の今季レコードだ。オモリ150号、水深120m以上の深場釣り。電動リール使用が主流だが、IGFAルールにより、記録会は手巻きリールが規定。ラインはPE2〜3号と細め、使用オモリも100号とした。「電動リールなら参加したかった」と参加を断念した人もいて今回は会員外1人を含め8人の参加となった。そのため一般客との相乗りとした。しかし、使用オモリが違うため堀田正巳船長の配慮で一般客は前方、会員は抽選で後方に釣座を構えることに。航程約1時間、後方の犬吠埼灯台がかすみ出したころにスタートの合図が出た。台風16号が太平洋上を北上中で波高4㍍。ウネリが高く体がふらつき何とも不安定。いつもなら早朝はすぐに釣れるゴールデンタイムなのに、当たりの方も単発。それでも30〜35cmを超す良型が徐々に顔をみせだした。
会員内の第1号は午前8時半、秩父市の坂本幸博さん(33=会社員)が上げた850g。胴調子竿を大きく曲げながら取り込んだのはまさしく〝深海のルビー〟。「初めて釣ったアカムツです。リーリング中、何度も強く叩かれてドキトドキしました」。感激から紅潮させている。これを契機に会員の竿が各所で立ち始めた。目黒区の斎藤弘之さん(53=会社員)は1尾目は小型だったが、650gを2連発。「北風と波が強い中での胴調子竿使用で苦戦しました」と言いながらも、納竿までに5尾釣り上げていた。
釣果は2〜5尾で最大は坂本さんの850gでタイ記録。一般客の中にはこの日も1kg超の42cmを上げていた。今回は残念ながら良型に恵まれなかったのが、大田区の久保田英さん(50=医師)。ところが2週間前に同所で開催された「バリバスカップ・スポニチ大会」で1kgジャストを釣り上げていて現在、IGFAのオールタックル世界記録に申請中。そのため久保田さんの魚が記録認定されれば、今回釣った坂本さんの850gはタイ記録ならず。
アカムツはさらに大きいものがいる。最盛期の今が記録更新のチャンス。錦織圭選手の快進撃にあやかり、手巻きリールで1kgを上回る大物を釣り上げてみては? 結果が今から楽しみだ。

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 ★JGFAでは今後も各魚種を対象に「記録チャレンジ会」を開催していきます。
 今後の予定は「JGFAのホームページ」 「JGFAメールマガジン」でご紹介していきます。
 
 ★お問い合わせは
 JGFA沖釣りサーキット、沖釣り同好会に関してのお問い合わせは
 JGFA事務局へFAX=03(6280)3952。
           Eメールはこちら japan@jgfa.or.jp


 

会員内で第1号、850gの良型を釣り上げたのは坂本幸博さん

胴調子竿を大きくしならせてリーリングする坂本さん(手前から2人目)

ゲスト参加の斎藤弘之さん。最初の魚はやや小型だったがその後650gを2連発させた

「パワー不足で苦戦しています」そう言いながらも待望の第1号を釣り上げた浅野法子さん

記録チャレンジ会で腕を競った参加者。1人は急用で不在