4/26(土)【JGFA沖釣りサーキット第2戦・マダイひとつテンヤ大会】結果レポート
JGFA沖釣りサーキット2014・第2戦「マダイ・ひとつテンヤ大会」が4/26、茨城県波崎港にて、はまなす丸、征海丸に参加者40人が分乗して開催された。テンヤ1個に極細ラインで臨む釣りで、ライトタックル(LT)を好む人たちの間でブームの釣法。大会は1尾の重量で審査され、ゲームフィッシュの資源保全を考慮して、バッグリミット(持ち帰りサイズと尾数の規定)をマダイ全長40㎝以上2尾までとして行った。この結果、東京・府中市の伊達武さん(60=マーメイドAC)が3.65kgを釣り上げて初優勝を飾った。
バッグリミットの説明はこちら
https://www.jgfa.or.jp/news/baglmt/p000439.html
【開催要項その他】
●主 催 NPO法人 ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)
●開催日 2014年4月26日(土)
●開催地 茨城県波崎港
・はまなす丸=TEL0479-44-4627 http://www11.plala.or.jp/ser-hama/
・征海丸=TEL0479-44-4757 http://www.chourakuen.com/s-master/
●参加人数 40人(2隻出し)
●出船 午前5時30分、沖上がり12時。 その後に表彰式
●ルール IGFAルール。ライン PE1号(約12ポンドクラス)まで。大会ルールでリーダーは3mまで(強度制限なし)とし、ハリはIGFA餌釣りルールに従いシングルフック2本までとした。
★バッグリミット(持ち帰り出来るサイズと尾数) マダイ:全長40cm以上2尾まで。
●その他 電動リール、クッションゴムは使用不可。
●審査対象 全長40cm以上のマダイ1尾の重量
●表彰 1〜10位
●協賛(五十音順)
(有)いわせ (株)エイテック (株)オーナーばり
GAMAKATSU PTE LTD. 櫻井釣漁具(株)
(株)サンライン (株)シマノ
(株)ジャッカル スポーツニッポン新聞社
(株)タックルベリー (株)ツネミ (株)つり情報社
(株)デュエル (公財)日本釣振興会
(株)マルキユー (株)モーリス
ご協賛、ご協力を賜り、ありがとうござい
ました。心より厚く御礼申し上げます。
【当日の概況】
【はまなす丸(堀田正巳船長)】
晴天、ベタナギで迎えたこの朝。受付会場のはまなす丸発着岸壁前は、地元茨城はもとより、東京、神奈川、千葉、栃木ナンバーの車で埋まった。女性にも優しいイメージのライトタックルのため、参加者の中には4人の女性の姿もあり船上に華やかさを感じる。
大型乗合船2隻が狙うのはこの方面の好ポイントと知られる大根。春の乗っ込みマダイを対象にした波崎地区のマダイ釣り。出足は好調で5kg、6kgの大物を交え、数釣りが何日も続いた。ところが潮の加減か、大会開催の1週間ほど前から釣果が思わしくない。
「前日、釣り場を広範囲にリサーチして有望ポイントを探しました。大型が出た場所へ案内します。」と、はまなす丸の堀田正巳船長は自信満々。
「水深36m。反応はボトム(海底)周辺です」。午前5時半。航程30分後に待望のゴーサインが出た。開始20分後、このはまなす丸で口火を切ったのは右舷トモ。「重いよ。大物らしい」と強い引きに耐えるのは港区の岡田順三さん(71=マーメイドAC)。両手で掲げた船上第1号は2kgクラスのメス。10号の赤色テンヤをがっちりとくわえたマダイは実に充実した魚体だった。この魚の出現に、船上はにわかに活気づく。次に大物とやり取りするのは誰?どの顔も真剣、大物GETを夢見てか誘いの手を緩めない。多彩な高級ゲストが良く顔を見せた。小型マダイに交じってヒラメが上がり、キツネメバル(マゾイ)、ホウボウ、アイナメ、ショウサイフグ…。相手はどれも良型ぞろいで、しかもパワフル。竿を大きく曲げて抵抗するため取り込みはスリルいっぱい。
今季2回目の一つテンヤ釣りを楽しんでいたのは、はまなす丸の常連だと言う練馬区の小野和久さん(47=会社員、一般参加)。 「タックルの軽さと、掛かった時の引きの強さが魅力。外道に好かれて今日は苦戦してます」。良型ホウボウとマゾイを連発した。そんな外道のオンパレードが続く中、上げ潮を迎えた8時過ぎに船上がドッと沸いた。左舷トモで大物が上がったのだ。先調子気味の竿を極限まで曲げてのファイト。伊達武さんが仕留めたのは3.60kgで、当日一番の大物。「底で食いました。一気にグーンと引き込んでいきました。強い引きに大満足です」と大喜び。
船は魚群の反応を見ながらポイントを次々と替えていく。根掛かりの多い場所もあり、高価なタングステン製テンヤをロストする人もいる。 「水深35m。20mからボトムを狙って下さい」(船長)。指示ダナが宙に出る時は大物の出る確率が高い。期待を込めての投入、誘いを繰り返すがその後は本命型見ず。結局、伊達さんの魚が船中最大となった。
(報告・スポニチ・林 悠二)
晴天、ベタナギで迎えたこの朝。受付会場のはまなす丸発着岸壁前は、地元茨城はもとより、東京、神奈川、千葉、栃木ナンバーの車で埋まった。女性にも優しいイメージのライトタックルのため、参加者の中には4人の女性の姿もあり船上に華やかさを感じる。
大型乗合船2隻が狙うのはこの方面の好ポイントと知られる大根。春の乗っ込みマダイを対象にした波崎地区のマダイ釣り。出足は好調で5kg、6kgの大物を交え、数釣りが何日も続いた。ところが潮の加減か、大会開催の1週間ほど前から釣果が思わしくない。
「前日、釣り場を広範囲にリサーチして有望ポイントを探しました。大型が出た場所へ案内します。」と、はまなす丸の堀田正巳船長は自信満々。
「水深36m。反応はボトム(海底)周辺です」。午前5時半。航程30分後に待望のゴーサインが出た。開始20分後、このはまなす丸で口火を切ったのは右舷トモ。「重いよ。大物らしい」と強い引きに耐えるのは港区の岡田順三さん(71=マーメイドAC)。両手で掲げた船上第1号は2kgクラスのメス。10号の赤色テンヤをがっちりとくわえたマダイは実に充実した魚体だった。この魚の出現に、船上はにわかに活気づく。次に大物とやり取りするのは誰?どの顔も真剣、大物GETを夢見てか誘いの手を緩めない。多彩な高級ゲストが良く顔を見せた。小型マダイに交じってヒラメが上がり、キツネメバル(マゾイ)、ホウボウ、アイナメ、ショウサイフグ…。相手はどれも良型ぞろいで、しかもパワフル。竿を大きく曲げて抵抗するため取り込みはスリルいっぱい。
今季2回目の一つテンヤ釣りを楽しんでいたのは、はまなす丸の常連だと言う練馬区の小野和久さん(47=会社員、一般参加)。 「タックルの軽さと、掛かった時の引きの強さが魅力。外道に好かれて今日は苦戦してます」。良型ホウボウとマゾイを連発した。そんな外道のオンパレードが続く中、上げ潮を迎えた8時過ぎに船上がドッと沸いた。左舷トモで大物が上がったのだ。先調子気味の竿を極限まで曲げてのファイト。伊達武さんが仕留めたのは3.60kgで、当日一番の大物。「底で食いました。一気にグーンと引き込んでいきました。強い引きに大満足です」と大喜び。
船は魚群の反応を見ながらポイントを次々と替えていく。根掛かりの多い場所もあり、高価なタングステン製テンヤをロストする人もいる。 「水深35m。20mからボトムを狙って下さい」(船長)。指示ダナが宙に出る時は大物の出る確率が高い。期待を込めての投入、誘いを繰り返すがその後は本命型見ず。結局、伊達さんの魚が船中最大となった。
(報告・スポニチ・林 悠二)
【征海丸(阿部孝浩船長)】
一方、征海丸には20人プラスJGFAアンバサダーのチャーマスこと北村秀行さんが乗船、参加者のアシストをしていただいた。出船から30分ほど北に走り鹿島沖の30〜35mダチを攻めた。すぐ近くに「はまなす丸」も見える。風もなく、ベタナギの中、なかなか本命のマダイが当たらないが、7時ジャストに大型のホウボウが西尾元秀さん(足立区、一般)に来た。その後、7時46分にやっと船中初のマダイ900gが六郷雅弘さん(50=小田原市)に来た。
マダイは、このあと、左舷トモから2番目の福永雄海さん(36=横浜市)にも来たが30cmクラス。この時間帯は、底にテンヤをつけると、ベラやショウサイフグにコツコツと餌をかじられて、餌がボロボロになるだけ。その時、阿部船長から「底から5〜10mに反応が出てきたんで、底ばかりやってないで上も探ってみて」とのアドバイスあり、5号テンヤで早速、底上8mと高めで誘いをかけていた福永雄海さんのロッドに今度はいい当たりが出た。突っ込みを交わしながらあがったのは1.30kgのきれいなマダイ。これが結局船中最大となった。テンヤを高めに位置しながら誘いをかけると、良型のシロメバルやウスメバル(オキメバルの正式な標準和名。通称オキメバルには標準和名のトゴットメバルも混じるのでややこしい。)も来たが、11時過ぎからは南風が強くなってきて、テンヤも流され潮の色も白味がかったせいかマダイの当たりも遠ざかり、正午にストップフィッシングとなった。 (報告・若林 務)
一方、征海丸には20人プラスJGFAアンバサダーのチャーマスこと北村秀行さんが乗船、参加者のアシストをしていただいた。出船から30分ほど北に走り鹿島沖の30〜35mダチを攻めた。すぐ近くに「はまなす丸」も見える。風もなく、ベタナギの中、なかなか本命のマダイが当たらないが、7時ジャストに大型のホウボウが西尾元秀さん(足立区、一般)に来た。その後、7時46分にやっと船中初のマダイ900gが六郷雅弘さん(50=小田原市)に来た。
マダイは、このあと、左舷トモから2番目の福永雄海さん(36=横浜市)にも来たが30cmクラス。この時間帯は、底にテンヤをつけると、ベラやショウサイフグにコツコツと餌をかじられて、餌がボロボロになるだけ。その時、阿部船長から「底から5〜10mに反応が出てきたんで、底ばかりやってないで上も探ってみて」とのアドバイスあり、5号テンヤで早速、底上8mと高めで誘いをかけていた福永雄海さんのロッドに今度はいい当たりが出た。突っ込みを交わしながらあがったのは1.30kgのきれいなマダイ。これが結局船中最大となった。テンヤを高めに位置しながら誘いをかけると、良型のシロメバルやウスメバル(オキメバルの正式な標準和名。通称オキメバルには標準和名のトゴットメバルも混じるのでややこしい。)も来たが、11時過ぎからは南風が強くなってきて、テンヤも流され潮の色も白味がかったせいかマダイの当たりも遠ざかり、正午にストップフィッシングとなった。 (報告・若林 務)
◆大会成績◆(審査は1尾の重量、単位g)
1位 伊達 武(府中市、マーメイドAC) =はまなす丸 3650
2位 岡田順三(港区、マーメイドAC) =はまなす丸 2000
3位 福永雄海(横浜市、横浜ビルフィッシュC)=征海丸 1300
4位 六郷雅弘(小田原市、立花学園高校FC) =征海丸 900
▼特別賞
1)澤田輝行(台東区、マーメイドAC)アイナメ1500=はまなす丸
2)西尾元秀(足立区、一般)ホウボウ1350=征海丸
3)木原将之(匝瑳市、一般)ホウボウ1250=征海丸
4)加藤 勝(葛飾区、一般)アイナメ900=征海丸
5)尾身博之(銚子市、サポート会員)ホウボウ800=征海丸
(敬称略)
(写真提供 浅野俊吾/伊達志織/若林務/林悠二)
【今後のJGFA沖釣りサーキット予定 】
【今後のJGFA沖釣りサーキット予定 】
▽9月13日(土)=第3戦「ヒラメ&オープン大会」飯岡・隆正丸。荒天の場合は9月20日(土)に順延
▽11月15日(土) =第4戦「カワハギ」小網代・丸十丸。荒天の場合は11月22日(土)に順延
【今後のJGFA沖釣り同好会予定 】
▽11月15日(土) =第4戦「カワハギ」小網代・丸十丸。荒天の場合は11月22日(土)に順延
【今後のJGFA沖釣り同好会予定 】
▽5月11日(日)=「マダイ・コマセ釣り」久里浜・ムツ六
▽9月27日(土)=「アカムツ釣り」波崎・はまなす丸。荒天の場合は9/28に順延
▽10月4日(土)=「マゴチ釣り」横浜本牧・長崎屋。荒天の場合は中止
▽10月19日(日)=「ヒラメ釣り」銚子外川・福田丸。
夜明け前。船着き場で参加者を前に大会ルールを説明する役員
この日のビッグ・1を釣り上げた伊達武さん。サイズ3.65kg(はまなす丸で)
はまなす丸で口火を切ったのは、JGFA名誉会長の岡田順三さんが釣った2kg
澤田輝行さんがGETしたアイナメは1.50kgの特大(はまなす丸で)
良型キツネメバル(マゾイ)&ホウボウを連発した小野和久さん(はまなす丸で)
本命1.30kgで3位に入賞した福永雄海さん(征海丸で)
900gで4位になったのは六郷雅弘さん(征海丸で)
優勝した伊達武さんを囲む喜びの上位入賞者たち。右はご協賛頂いたメーカーのパネル
全員集合!大物を手にできなかった人たちは次回こそ…