9/25【服部名人杯沖釣りサーキット・ヒラメオープン釣り大会】結果レポート
「沖釣りもIGFAルールで」という服部善郎名人(JGFA名誉会員)の呼びかけで始まった服部名人杯沖釣りサーキット。今年の第3戦は、8月22日に82歳で他界した名人の追悼大会として千葉県飯岡沖のヒラメを対象に開催されました。
開催日 | 2011年9月25日(日) 5:00出船 12:00沖上がり |
船 宿 | 千葉県飯岡港隆正丸 (℡090-3687-9000) 3隻出し |
対象魚 | 全長40cm以上のヒラメ |
参加者 | 47人(当日4人キャンセル) |
天 候 | 朝方ナギ、日中北東風やや強く晴 |
ルール | IGFAルールの規定により、ハリはシングルフックを2本まで。電動リール、クッションゴムの使用不可。 |
環境配慮 | 鉄オモリ60号を支給して釣ってもらいました。 |
検量対象 | 全長40cm以上、1尾の総重量。同重量は全長で決定。 |
バッグリミット(持ち帰り出来るサイズと尾数) | 全長40cm以上2尾までとしました。 |
【当日の概況】
暑さ寒さも彼岸まで--各地に大きな被害をもたらした台風15号の通過以来、肌寒い日が続きます。大会のこの朝も海上は肌寒くウインドブレーカーが欲しいほどでした。今回は名人の追悼大会として行われ、一般参加者も含めたオープン大会として47人が隆正丸の大型乗合船3隻に分乗。釣りを愛した生前の名人を偲びあいながら一日を楽しみました。
「将来を考えた釣りを続けていこう」--服部名人の提唱でスタートした沖釣りサーキット。ルールとマナーをもってフェアな釣りをする人の輪を広げていくことを目的に進められて8年目。
好成績が長続きする今季のヒラメでしたが、台風通過後は釣果が思わしくないのが実情。大会前日は13人で狙って13尾と実に低調。底荒れが収まらず潮色もヒラメが嫌う濁り気味なのです。各自が投入する環境に優しい鉄オモリに引かれ、期待を込められて次々と生きイワシが海底に送り込まれていきます。多くの場合、ヒラメは早朝の1、2時間が勝負でゴールデンタイム。台風前まではこの時間帯に爆釣があったのに…その気配がない。各船が場所替えを繰り返すそんな中、18号船(田村光二船長)がマークした36㍍ダチで待望の良型が連発。第1号は7時20分、良型ゲットで大会の口火を切ったのは左舷胴の間の中野健さん(39=江戸川区、会社員)で、肉厚の2㌔級。さらに30分後には右舷胴の間の芳賀正智さん(26=船橋市、建築業)が3㌔オーバーを取り込む快挙。平野さんとは仕事仲間の芳賀さんの魚がまずは一歩リード、それも優勝候補。その後も良型がポツポツと顔を出しましたが、合間に30㌢前後の小型も上がります。
中野さんの右隣に釣り座を構えた倉見まゆ子さん(27=船橋市、会社員)も「大きくなってきてね」と優しくリリース。釣りが2回目の倉見さんは、その後マトウダイを上げたが納竿が近づいた時に再びヒット。「重い!」満面笑みで取り込んだのが1.55kg(55.5cm)の本命でした。結果、この魚は総合4位となって「釣りにすっかりハマっちゃった」。1尾の重量で競われた大会は、キャリア2年目の芳賀さんが逃げ切って見事、総合優勝。隆正丸の案内所では、全員で服部名人に黙とうをささげて表彰式に移りました。
暑さ寒さも彼岸まで--各地に大きな被害をもたらした台風15号の通過以来、肌寒い日が続きます。大会のこの朝も海上は肌寒くウインドブレーカーが欲しいほどでした。今回は名人の追悼大会として行われ、一般参加者も含めたオープン大会として47人が隆正丸の大型乗合船3隻に分乗。釣りを愛した生前の名人を偲びあいながら一日を楽しみました。
「将来を考えた釣りを続けていこう」--服部名人の提唱でスタートした沖釣りサーキット。ルールとマナーをもってフェアな釣りをする人の輪を広げていくことを目的に進められて8年目。
好成績が長続きする今季のヒラメでしたが、台風通過後は釣果が思わしくないのが実情。大会前日は13人で狙って13尾と実に低調。底荒れが収まらず潮色もヒラメが嫌う濁り気味なのです。各自が投入する環境に優しい鉄オモリに引かれ、期待を込められて次々と生きイワシが海底に送り込まれていきます。多くの場合、ヒラメは早朝の1、2時間が勝負でゴールデンタイム。台風前まではこの時間帯に爆釣があったのに…その気配がない。各船が場所替えを繰り返すそんな中、18号船(田村光二船長)がマークした36㍍ダチで待望の良型が連発。第1号は7時20分、良型ゲットで大会の口火を切ったのは左舷胴の間の中野健さん(39=江戸川区、会社員)で、肉厚の2㌔級。さらに30分後には右舷胴の間の芳賀正智さん(26=船橋市、建築業)が3㌔オーバーを取り込む快挙。平野さんとは仕事仲間の芳賀さんの魚がまずは一歩リード、それも優勝候補。その後も良型がポツポツと顔を出しましたが、合間に30㌢前後の小型も上がります。
中野さんの右隣に釣り座を構えた倉見まゆ子さん(27=船橋市、会社員)も「大きくなってきてね」と優しくリリース。釣りが2回目の倉見さんは、その後マトウダイを上げたが納竿が近づいた時に再びヒット。「重い!」満面笑みで取り込んだのが1.55kg(55.5cm)の本命でした。結果、この魚は総合4位となって「釣りにすっかりハマっちゃった」。1尾の重量で競われた大会は、キャリア2年目の芳賀さんが逃げ切って見事、総合優勝。隆正丸の案内所では、全員で服部名人に黙とうをささげて表彰式に移りました。
1 | 芳賀正智 | 船橋市 | 3.10 |
2 | 川島 甫 | 匝瑳市 | 2.05 |
3 | 中野 健 | 江戸川区 | 1.90 |
4 | 倉見まゆ子 | 船橋市 | 1.55 |
5 | 浅野和也 | 横浜市 | 1.55 |
6 | 岡田順三 | 港区 | 1.50 |
7 | 有坂 英 | 栃木県塩谷郡 | 1.50 |
8 | 平川耕三 | 新座市 | 1.35 |
9 | 渡辺晶文 | 船橋市 | 1.25 |
10 | 長野浩二 | さいたま市 | 1.15 |
【お知らせ】
次回開催の第4回「服部名人杯沖釣りサーキット」は12月11日(日)に神奈川県小網代・丸十丸で開催します。審査は3匹の重量。なお、荒天の場合は18日(日)に順延します。
◆「服部名人杯沖釣りサーキット」の起源
服部名人を囲む懇親釣り大会の第1回は、2003年5月17日、久里浜ムツ六でマダイを対象に開催。2004年も懇親釣り大会として開催し、正式に「服部名人杯沖釣りサーキット」としてスタートしたのは、2005年2月13日鹿島港・幸栄丸・カレイ大会が最初。この年から年4戦で行われるようになりました。2005年の沖釣りサーキット初代チャンピオンは、猶原正和さん(サバロ)でした。
次回開催の第4回「服部名人杯沖釣りサーキット」は12月11日(日)に神奈川県小網代・丸十丸で開催します。審査は3匹の重量。なお、荒天の場合は18日(日)に順延します。
◆「服部名人杯沖釣りサーキット」の起源
服部名人を囲む懇親釣り大会の第1回は、2003年5月17日、久里浜ムツ六でマダイを対象に開催。2004年も懇親釣り大会として開催し、正式に「服部名人杯沖釣りサーキット」としてスタートしたのは、2005年2月13日鹿島港・幸栄丸・カレイ大会が最初。この年から年4戦で行われるようになりました。2005年の沖釣りサーキット初代チャンピオンは、猶原正和さん(サバロ)でした。
検量対象にならない魚を計量後にリリ
ースした岡田順三JGFA名誉会長
「資源保護のために」と51cmの良型を
喜んでタグ&リリースする市川満さん
18号船で最大を釣り上げた
芳賀正智さんが結局逃げ切
って総合優勝に輝いた
表彰開場では参加者全員が服部名人の
ご冥福を祈り黙とうをしました
総合入賞した上位3人は全員一般の参加
者。総合優勝した芳賀さん(中央)と、左
が2位の川島甫さん、右が3位の中野健さ
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