第41回JIBTは大会史上最多尾数の86尾!チームマハロが3回目の優勝!!
【第41回JIBTダイジェストムービー】
https://jibt.jp/
第41回JIBTは大会前日に発生した台風6号によって、開催の決断が非常に難しい大会となりましたが、7/25(木)の前夜祭、7/26(金)大会1日目は何とか開催でき、1日目の釣果は素晴らしいものとなりました。しかし、2日目は台風6号接近のため安全を最優先し、中止とさせていただきました。7/28(日)3日目も台風の余波があり、予定の7:00スタートフィッシングは見送り、1時間ごとに状況を見て2時間おくれの9:00にスタート。ストップフィッシングを予定より1時間遅らせ、15:00として開催いたしました。
その結果、1日目が64尾、最終日の3日目が22尾、計86尾の釣果に恵まれ、素晴らしい大会となりました。昨年は3日間合計で80尾でしたので、それをさらに上回り、大会史上最高の釣果を記録しました。
2年連続でこのような素晴らしい釣果を記録した下田の海と、カジキと、地元下田市はじめ、ご関係の皆様に心から感謝申し上げます。
開催日程:2019年7月25〜28日(木〜日・25日は前夜祭・大会2日目は悪天候で中止)
1日目(7/26)
台風の動きや天候の急変に惑わされつつ開催された初日でしたが何とか乗り切りました。
最初のヒットは7:54から始まり、その後も絶え間なくヒットコールが続きました。その結果、大会初日はストライク数だけでも140を超えるようなヒットコールの嵐となりました。ファーストマーリンはアニバーサリーが8:08に達成し、その後も次々と釣果が続く中で、マハロはタグ&リリース×3、キャッチ×1を記録して、合計796.2ポイントで暫定1位に躍り出ました。続いて暫定2位はタグ&リリース×2、キャッチ×1の計3尾を上げた573.225ポイントのSBC、暫定3位はタグ&リリース×2、キャッチ×1の合計573.15ポイントでトップガンが続きました。キャッチされた中の最大魚は、インフィニティの169.6kgのクロカジキでした。
この結果、第1日目の総尾数は64尾(うちタグ&リリース×41、キャッチ×23)を記録し、歴代の1日あたり最高尾数を更新しました。
2日目
台風6号のため、やむなく中止とさせていただきました。
3日目(7/28)
前日の台風の余波があって、早朝は南寄りの強風が残り、大会執行部は予定の7:00スタートを見送りましたが、その後1時間おきに状況を見ることとし、8:00の時点で風が弱まることを確認した結果、定刻より2時間遅れの9:00にスタートを行うことを全チームに伝えました。
ストップフィッシングは15:00、検量締め切りを17:00に設定変更し、3日目をスタートさせました。しかし、まだ波が高いので安全を第一優先に釣りを行うよう全艇に呼びかけました。1日おいても潮の具合は変わっていないのでカジキはエリアにはたくさんいると予想しましたが、案の定、スタートフィッシング後30分、9:30にソルティーからこの日最初のヒットコールが届きました。それからは1日目に負けないほどのヒットコールが続きました。ソルティーは30ポンドラインでファイトし、8分後にクロカジキ推定70kgにタグ&リリース完了。幸先よいスタートダッシュを決めました。多くのヒットコールがあるなか、初日暫定トップのマハロからはヒットコールがなく、暫定2位だったSBCが50ポンドラインでクロカジキ推定120kgをタグ&リリース、195ポイントを追加、合計ポイントであと20ポイントまでマハロに迫りました。この日、目だって釣果を上げたのはイーストワン。初日は釣果がなかったのですが、この日は50ポンドラインで3尾のクロカジキをタグ&リリースし、585ポイントを上げ、初日暫定3位のトップガンをかわして3位に躍り出ました。3位以下のチームのあいだでも1尾の釣果でめまぐるしく順位が変わり、洋上では各ボートの熱戦が続きました。
この結果、初日暫定トップのマハロはSBCの追撃を辛くもかわして首位をキープ。JIBTで3回目の優勝という快挙を成し遂げました。(2015年、2017年に続き3回目。過去に2回優勝したチームは他に4チームありました。)
このように第41回JIBTはマハロの優勝で幕を閉じましたが、たいへん残念だったのはストップフィッシング8分前の14:52にカジキをヒットさせたデジタル魚拓DGS(チャーターボート:若宮丸)でした。このカジキがことのほか大きく、検量締め切り時刻の17:00になってもファイトが続き、惜しくもタイムオーバー。ランディングしたのはなんと229.45kgもある今大会唯一のシロカジキでした。
こうして、第41回大会は台風6号の動きに左右されましたが大会史上最高釣果に恵まれ、全艇、無事に下田港に帰港いたしました。
今回は下田港の一画をお借りし野外に大きなテントを張り、表彰パーティーを行いました。選手600名、関係者の皆さん150名、合計750名を越えるパーティーとなり、大いに盛り上がりました。
この3日間、無事に開催でき、すばらしい釣果に恵まれたことをカジキにはもちろんのこと、スポンサーの皆様はじめ参加者ならびに多くの関係者の皆さんに心から感謝申しあげます。
★最大魚賞(西川龍三賞)は、クロカジキ169.6kgでインフィニティの田口里美さんが獲得しました。
★参加チーム:111チーム(別途12チームキャンセルあり) 選手数:600人
★ストライク数:203 (カジキのみ。大会史上最高のヒット数)
★今大会釣果総尾数:86尾(クロカジキ81、マカジキ4、フウライカジキ1) タグ&リリース:58尾(クロカジキ53、マカジキ4、フウライカジキ1) キャッチ:28尾(すべてクロカジキ)
主催: NPO 法人 ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA )
後援: 農林水産省、静岡県、下田海上保安部、下田市、静岡県漁業協同組合連合会 ほか
協賛: 伊豆漁業協同組合、にいじま漁業協同組合、神津島漁業協同組合
協力: (株)ジー・エス・ティー、シダックス(株)、伊豆急行(株)、下田ボートサービス、コカ・コーラボトラーズジャパン(株)、まちおこしカジキサポートクラブ、マリンフェスタ下田実行委員会ほか
【特別協賛】ご協賛ありがとうございました。
2019.7.28
●開催期間:2019.7.26〜28 ●出場チーム:111チーム
●選手数:600名 ●出場艇: 111 艇(オーナーボート: 101 、チャーターボート: 10 )
●大会期間のカジキデータ
月/日 | ストライク数 | タグ&リリース(尾) | キャッチ(尾) | 合計 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マカジキ | クロカジキ | フウライカジキ | マカジキ | クロカジキ | シロカジキ | |||
7/26 | 142 | 4 | 36 | 1 | 23 | 64 | ||
7/27 | 中止 | |||||||
7/28 | 61 | 17 | 5 | 22 | ||||
合計 | 203 | 4 | 53 | 1 | 28 | 86 |
●【団体総合】 (表彰3位まで) T&R:タグ&リリース
順位 | チーム No. |
チーム名 | 合計 ポイント |
備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|
1位 | 23 | チーム マハロ | 796.2 | クロカジキ 50lbライン T&R×3、キャッチ140.8kg×1 |
2位 | 87 | SBC | 768.225 | クロカジキ 50lbライン T&R×3、キャッチ122.15kg×1 |
3位 | 63 | イーストワン | 585 | クロカジキ 50lbライン T&R×3 |
●【個人総合】 (表彰3位まで) T&R:タグ&リリース
順位 | チームNo. | アングラー名 | チーム名 | ポイント | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 87 | 相川 佳之 | SBC | 768.225 | クロカジキ 50lbライン T&R×3、キャッチ122.15 kg×1 |
2位 | 97 | 岩淵 洋 | トップガン | 573.15 | クロカジキ 50lbsライン T&R×2、キャッチ122.1kg×1 |
3位 | 100 | 木村 篤弥 | DAIKIN | 541.125 | クロカジキ 50lbsライン T&R×2、キャッチ100.75kg×1 |
●【チャーターボートキャプテン賞】 表彰1位のみ・1艇
順位 | 船名 | 船長名 | ポイント | 乗船チーム名 | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 美弥丸 | 土屋 進一 | 130 | マーメイドAC (B) | 1日目 クロカジキ80lbライン T&R (推定150kg) |
●【西川龍三賞(最大魚賞)】 (表彰1位のみ・個人)
順位 | チームNo. | アングラー名 | チーム名 | 重量 | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 51 | 田口 里美 | インフィニティー | 169.6kg | 1日目 クロカジキ 50lbライン |
●【ベストセーフティー賞(下田海上保安部長賞)】 表彰1位のみ・1艇
チームNo. | チーム名 | キャプテン名 | 備考 |
---|---|---|---|
35 | 常陸マーリンジャンキーズ 海彦 | 金成 和彦 | 常に安全に留意し、永年JIBTに参加ししている |
【第41回JIBT最終順位(全成績・失格を除く)】
(※同ポイントの場合は、大会ルールにより達成した時刻の早い方を優位とします。)
|
★海域内のカジキマークは、キャッチ、またはT&Rされた位置。 ■マークはバラシた位置です。同じ緯度経度のものは、1尾しか表示されていません。
【スタートフィッシング】天候の急変でやきもきしましたが安全を第一に考えてスタートできました
【チーム優勝】チームマハロが1日目にクロカジキ4尾を釣り、2015年、2017年に続いて3回目の優勝を成し遂げました
【チーム2位】SBC は1日目にクロカジキを2尾、3日目に同じくクロカジキを1尾釣りましたが惜しくもトップと20ポイント差で2位となりました
【チーム3位】イーストワンは3日目にクロカジキを3尾T&Rし、一気に3位入賞を果たしました
【最大魚】インフィニティーの田口里美さんが1日目に169.6kgのクロカジキを48分のファイトタイムで釣り上げ、これが最大魚となりました
【チャーターボート船長賞】マーメイドAC(B)が1日目にクロカジキ推定150kgを80ポンドラインでT&Rし、チャーターボート船長賞を美弥丸・土屋進一船長にもたらしました
【体験クルージング】毎年、地元の小学生を招待してかじきミュージアムを見学してもらったあと、体験クルージングを行っています
【前夜祭】伊豆漁協さんの市場・荷捌き所をお借りしての前夜祭。地元の方も加わり、大いに盛り上がります
【ベストセーフティー賞(下田海上保安部長賞)】永い間JIBTに参加し、常に安全に留意して参加している常陸マーリンジャンキーズ・海彦の皆さんに贈られました
【クライングタオル賞】3日目に今大会最大となるシロカジキ229.45kgを釣りながら検量締め切りタイムに間に合わず涙をのんだデジタル魚拓DGSの皆さんと若宮丸の船長さんでした
【個人総合】個人総合の表彰です。右から3人目より1位の相川佳之さん(SBC),2位の岩淵洋さん(トップガン)、3位の木村篤弥さん(DAIKIN)
【団体総合第3位】3日目に猛チャージをかけて3位に食い込んだイーストワンの皆さん
【団体総合第2位】1日目に2尾、3日目に1尾のクロカジキを釣ってトップに迫ったSBCの皆さん。頑張りました
【団体総合優勝・農林水産大臣賞】1日目に4尾のクロカジキを釣り、そのまま逃げ切ったチームマハロ。2015年、2017年に続き3回目の優勝です。すごいです