第39回JIBTは3日間でカジキ31尾。チームマハロが37回大会に続き、2回目の優勝!
【第39回JIBTダイジェストムービー】
「JIBT国際カジキ釣り大会公式ページ」はこちら
https://jibt.jp/
第39回JIBTは、すでに梅雨も明け、夏の陽射しの中、3日間安定した天候の中で開催できました。水温もクロカジキに最適な26〜28℃。予想通り、釣果はすべてクロカジキでした。
開催日程:2017年7月20〜23日(木〜日・20日は前夜祭)
1日目(7/21)は7:30スタートフィッシング。海上はほぼベタなぎのすばらしいコンディション。最初のヒットコールは43分後の8:13に「ソルティー」から。ここから39回大会のファイトが始まりました。
その後も続々とヒットコールが続き、大会のファーストマーリンは8:36、ソルティーがクロカジキにタグ&リリース(以下T&R)を決め獲得しました。しかし、8:19にヒットコールを入れた「ブルーウォーター」が30lbラインでクロカジキにT&Rを決め、ポイントで上回る状況となりました。一方、チャーターボートでは、「マーメイドAC」(第6人徳丸)が50lbおよび80lbラインで2尾のクロカジキをT&Rし、優位に立ち、「ホワイトタイガー」は9:32にダブルヒット!その後1尾はフックが外れたものの、もう1尾とファイトを続け、150.50kgのクロカジキをキャッチし検量に持ち込みました。
10:54に控えめにキャッチの報告をした「マハロ」でしたが計量してみるとなんと234.55kg! この重量は2008年の232kgを更新する大会新記録になりました。その後も「マハロ」は50lbラインでクロカジキをT&R。大会1日目にして596.82ポイントを上げ、トップに躍り出ました。
残念だったのは、「アドミラル」。12:26にヒットコールを入れた後、たぶんカジキがデスダイブしてしまったのか、微動だにしないカジキと6時間あまりのファイトの末にラインブレーク。やむなく帰港しました。
この日、カジキの釣果があったのは上記5チームのほか、「マイスター」、「インフィニティー」、「夢の島マハロ」、「ハーディーII」、「アニバーサリー」、「アメニティー」、「あど丸」の計12チーム、14尾のクロカジキでした。
2日目(7/22)。コンディションは上々、7:00にスタートフィッシング。多くのヒットが期待されましたが、1時間たってもヒットコールがなく不安がよぎる中、8:19に「ソールズベリー」、8:28に「江戸徳」からダブルヒット、その後続々とヒットコールが入りましたが、この日のファーストマーリンは、「ソールズベリー」がキャッチしたクロカジキ121.35kg。2日目の最大魚ポイントを加えて232.02ポイントを獲得しました。チャーターボート・光明丸に乗船した九州は福岡から参戦の「清志郎チーム」も80lbラインでこの日2尾目のクロカジキをT&Rし、JIBT初出場を飾り、「オーパス」も初出場で117.35kgのクロカジキをキャッチ、うれしいチームのファーストーリンを記録しました。
1日目、ロングファイトの末、涙を飲んだアドミラルでしたが、この日もヒットを得て、推定140kgのクロカジキをT&R!見事に雪辱を果たしました。
この日はダブルヒットを含めたトータルヒット数は30回を数え、初日とほぼ同じでしたが、食いが浅いのかフックはずれによるバラシが多発し、思ったほど釣果に結びつかず、6尾(T&R4、キャッチ2)に終わりました。この日、上記4チームの他に釣果のあったのは、「ミスバゲーラ」、「ウルフ(A)」の計6チームでしたが、1日目に釣果をあげたチームが2日目には超過がなかったため、上位3チームは1日目と変わりませんでした。
3日目(7/23)。前日よりも雲の多い一日となりましたが大会エリアでは凪が続き、好調を維持。スタートフィッシングは7:00。最初のヒットコールは7:37、「G'DAY」から発せられたものの、惜しくもバラシ。続いて「ファンタジア」が7:47にヒットさせ、30lbラインで推定70kgのクロカジキをT&R。この日最初のカジキをものにしました。2日目までは、近場のアオネ、イカ場、ウドネ出し付近での釣果が多かったのですが、この日は遠目のヒョータン付近での釣果もあり、午前8時台に「あど丸」がアオネで50lbラインで推定100kgのクロカジキを、「ウェイビーライン」も30lbラインで同100kgを19分のファイトタイムでT&Rするなど相次ぎ、9時以降も「トゥルーブルーII」 が30lbラインでわずか14分の省エネファイトの末、推定130kgを、「ウルフ(A)」が2日目に続き50lbラインで推定100kg、東北から参戦の「バウティスタ」も50lbラインで推定120kgのクロカジキををT&Rしあとを追います。
11時台には、1日目に150.5kgをキャッチした「ホワイトタイガー」がチーム2本目となる推定100kgのクロカジキをT&Rし、195ポイントをしぶとく追加!ポイント争いが混沌としてきました。チャーターボートでは番匠高宮丸に乗船の「ビルG」が50lbラインで推定100kgをT&Rしました。午後に入ってからも、「イグレック」が50lbラインで推定70kgをT&Rし、「スタチューオブリバティー」も50lbラインで124.25kgのクロカジキをキャッチ。そして、14:08、「アングレックス」が50lbラインでこの日11尾目となるクロカジキ117.4kgのクロカジキをキャッチし、これが本大会の最終釣果となりました。
大会を通して海況に恵まれた結果、1日目14尾、2日目6尾、3日目11尾、計31尾のクロカジキの釣果を得て、充実した大会となりました。
★この結果、3日目に釣果を上げたホワイトタイガーが2尾合計420.75ポイントで2位、ウルフ(A)が同じく2尾合計で390ポイントで325ポイントのマーメイドACをかわして3位に入りました。優勝は、1日目に596.82ポイントを上げたチームマハロが逃げ切り、第37回大会(2015年)に続き、2回目の栄冠を手にしました。
★最大魚賞(西川龍三賞)は、クロカジキ234.55kgで大会記録を塗り替えたチームマハロの谷本聖巳さんが獲得しました。
★参加チーム:86チーム(当初87チームより1チームキャンセル) 選手数:434人
★ストライク数:93(カジキのみ)
★今大会釣果総尾数:31尾(すべてクロカジキ) タグ&リリース:22尾 キャッチ:9尾
主催: NPO 法人 ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA )
後援: 農林水産省・静岡県・下田海上保安部・下田市・静岡県漁業協同組合連合会他
協賛: 伊豆漁業協同組合・にいじま漁業協同組合・神津島漁業協同組合
協力: (株)安田造船所・(株)エースマリン・シダックス(株)・伊豆急行(株)・下田ボートサービス・まちおこしカジキサポートクラブ・マリンフェスタ下田実行委員会ほか
【特別協賛】ご協賛ありがとうございました。
【第39回JIBT表彰結果】
2017.7.23
●開催期間:2017.7.21〜23 ●出場チーム:86チーム(および1チームがキャンセル)
●選手数:434名 うち オーナーボート 75艇、チャーターボート 11艇
●大会期間のカジキデータ
月/日 | ストライク数 | タグ&リリース(尾) | キャッチ(尾) | 合計 | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|---|
7/21 | 31 | 9 | 5 | 14 | うちT&R1尾失格 |
7/22 | 30 | 4 | 2 | 6 | |
7/23 | 32 | 9 | 2 | 11 | うちT&R1尾失格 |
合計 | 93 | 22 | 9 | 31 |
★カジキの釣果があったチーム:25チーム/86チーム
●【団体総合】(表彰3位まで)T&R:タグ&リリース
順位 | チーム No. |
チーム名 | 合計 ポイント |
備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|
1位 | 26 | チーム マハロ | 596.82 | 7/21キャッチ234.55kg 50lbライン(最大魚) & 7/21 T&R/推定80kg 50lbライン |
2位 | 56 | ホワイトタイガー | 420.75 | 7/21キャッチ150.5kg 50lbライン、7/23T&R/推定100kg 50lbライン |
3位 | 69 | チームウルフ(A) | 390 | 7/22T&R/推定90kg 50lbライン、7/23T&R/推定100kg 50lbライン |
●【個人総合】(表彰3位まで)
順位 | チームNo. | アングラー名 | チーム名 | ポイント | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 56 | 赤堀 大輔 | ホワイトタイガー | 420.75 | 7/21キャッチ150.5kg 50lbライン、7/23T&R/推定100kg 50lbライン |
2位 | 26 | 谷本 聖巳(しげみ) | チーム マハロ | 401.82 | 7/21キャッチ234.55kg 50lbライン(最大魚) |
3位 | 78 | 岡田 順三 | マーメイドAC | 325 | 7/21T&R/推定100kg 50lbライン、7/21T&R/推定130kg 80lbライン |
●【タグ&リリース賞】(表彰1位のみ・チーム)
順位 | チーム No. |
チーム名 | 合計ポイント | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|
1位 | 69 | チームウルフ(A) | 390 | 7/22T&R/推定90kg 50lbライン、7/23T&R/推定100kg 50lbライン |
●【西川龍三賞(最大魚賞)】(表彰1位のみ・個人)
順位 | チームNo. | アングラー名 | チーム名 | 重量 | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 26 | 谷本 聖巳 | MAHALO | 234.55kg | 7/21 キャッチ234.55kg 50lbライン |
●【ファーストマーリン賞】(表彰1位のみ・個人)
順位 | チームNo. | アングラー名 | チーム名 | ランディング(またはT&R)日時 | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 18 | 中臺 章記 | SALTY | 2017/7/21 8:36:00 | 7/21T&R/推定110kg 50lbライン |
●【レディース賞】(表彰1位のみ・個人)
順位 | チームNo. | アングラー名 | チーム名 | ポイント | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 9 | 佐々木つぼみ | Blue Water | 260 | 7/21T&R/推定130kg 30lbライン |
●【チャーターボートキャプテン賞】(表彰3位まで・個人)
順位 | 船名 | 船長名 | ポイント | チーム名 | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 第六人徳丸 | 田中 大海 | 325 | マーメイドAC | 7/21T&R/推定100kg 50lbライン、7/21T&R/推定130kg 80lbライン |
2位 | 光明丸 | 土屋 臣嘉 | 130 | 清志郎 | 7/22T&R/推定130kg 80lbライン |
3位 | 該当なし |
●【ベストセーフティー賞(下田海上保安部長賞)】(表彰1位のみ・チーム)
チームNo. | チーム名 | 備考 |
---|---|---|
19 | さんりくグランダーズ | 遠距離を安全に航行し、長きにわたり大会に参加 |
【第39回JIBT最終順位(全成績・失格を除く)】
(※同ポイントの場合は、大会ルールにより達成した時刻の早い方を優位とします。)
|
★海域内のカジキマークは、キャッチ、またはT&Rされた位置。 ■マークはバラシた位置です。同じ緯度経度のものは、1尾しか表示されていません。
【スタートフィッシング】絶好の条件の中、第39回JIBTがスタート!86艇、選手434名、地元・須崎の遊漁船も11艇参加しました。
【チーム優勝】「チームマハロ」が1日目に2尾のカジキを挙げ、そのまま逃げきって優勝を果たしました。
【チーム2位】「ホワイトタイガー」は1日目150.5kgをキャッチ(写真)、3日目に1尾タグ&リリースを決め、団体総合で2位になりました。
【チーム3位】「チームウルフ(A)」は2日目、3日目に1尾ずつタグ&リリースを決め、団体総合3位を獲得!
【最大魚】「チームマハロ」が1日目にキャッチした234.55kgのクロカジキが今大会の最大魚になりました。またこのカジキは歴代の大型記録を更新しました。(アングラー:谷本聖巳さん・左)
【カジキとファイト!】カジキとの豪快なファイト!船上に緊張がはしります!(3日目・「トゥルーブルーFC」)
「体験クルージング】地元の小学生を招待しての体験クルージング。毎年、子供たちがとても楽しみにしている大人気のイベントです。
【開会式でお払い】下田の海とカジキに感謝し、大会の安全を祈願する神事です。
【前夜祭】恒例の前夜祭。伊豆漁協さんの市場をお借りし、選手だけでなく地元の方も加わり、大いに盛り上がりました。
【下田マリンフェスティバル】JIBTと同時開催の下田マリンフェスティバル。こちらも大盛況でした。
【レディース賞】初日に推定130kgのクロカジキをタグ&リリースした「ブルーウォーター」の佐々木つぼみさんがレデース賞を獲得!
【チャーターボートキャプテン賞】チャーターボートの船長さんに福井下田市長から授与されます。今大会の1位は第6人徳丸・田中船長、2位は光明丸・土屋船長で、残念ながら3位の該当者はいらっしゃいませんした。
【個人総合1位】1日目にキャッチ150.5kgと3日目にタグ&リリース1尾で個人総合第1位に輝いた「ホワイトタイガー」の赤堀大輔さん。
【個人総合2位&西川龍三賞(最大魚賞)】1日目に大会新記録の234.55kgのクロカジキを釣って個人総合第2位と最大漁礁に輝いた「チームマハロ」の谷本聖巳さん。
【個人総合3位】第6人徳丸に乗船し、1日目に50lbと80lbラインでタグ&リリースを1本ずつ決め、個人総合3位となった「マーメイドAC」の岡田順三JGFA名誉会長。
【団体総合第3位&タグ&リリース賞】団体総合第3位とともにタグ&リリース賞にも輝き、W受賞となった「チームウルフ(A)」。ステージ上ではキャプテンはじめチーム全員の笑顔が弾けました!
【団体総合第2位】1日目に150.5kgをキャッチし、3日目に推定100kgのクロカジキをタグ&リリースしたホワイトタイガーの皆さん!
【団体総合優勝】1日目に大会新記録となる234.55kg をキャッチし、さらにもう1尾推定80kgのクロカジキにタグ&リリースを決めた「チームマハロ」!37回大会に続いての栄冠でした。
【フィナーレ】31尾というすばらしい釣果に恵まれ、事故もなく終えることができました。また来年、下田の海でお会いしましょう!