タグ&リリース・プログラムは、1985年に、釣り人が実践するキャッチ&リリースを釣りの科学のために役立てよう、研究機関が見過ごしがちなゲームフィッシュの移動や成長を、釣り人のイニシアチブにより調べてみようということで立ち上がりました。タグの調達から装着、研究結果の公表までを独自に行っています。これまでに、195,394尾の魚が標識を取り付けて再放流され、約40魚種、3,000尾以上が再捕されています。なかでもスズキの実績が突出しており、集積したデータにより未知の生態があきらかになるなど、第一級の資料として評価されています。また、カジキは The Billfish Foundation (TBF) と連携してデータ共有を進めています。