12/6【第31回東京ベイシーバスゲームフェスティバル】結果レポート

 シーバスフィッシングの普及、リリース推奨、マナー等の啓蒙活動と愛好家の交流を深めることを目的に、第31回東京ベイ・シーバスゲーム・フェスティバルが2015年12月6日に開催されました。開催期日が例年より遅くなりましたが20チーム、71人(ゲスト含む)が参加して行われました。
 当日は水温も低下してきてスズキが産卵を控えて東京湾口に向けて南下しはじめる季節でもあり、また、北東の強風で風でいけるポイントが限られたため、難しい釣りになりました。

 昨年同様、80cmオーバーは出ず、フルタグ(配布された25本のタグをすべて打ち切ること)を達成したのは1チームのみに終わりました(川崎NKバース付近)。

 そんな中、チーム優勝したのは横須賀沖で73, 70.5, 69cmの良型を3尾そろえたチームT・A・G(ティー・エー・ジー)。上野ひとみさん(JGFAアンバサダー)とご主人のフィリップ・リッチモンドさんのお仲間チームで今回初出場で初優勝という快挙を成し遂げました。

 この大会では1985年の開始当初から毎回スズキの釣果データを追跡しておりますが、ここ最近3年続けて釣果が一人当たり平均2尾程度以下、叉長80cmオーバーも5年連続出ていないという状況で、資源の減少や釣れ
るサイズの傾向にかげりが見えています。魚を減らさない努力、方策を考えないといけない時期に来ていると強く感じています。
(報告: 福永雄海/東京ベイシーバスゲームフェスティバル実行委員長)

注:写真は本文の下にございます。(写真提供:FILLIP RICHMOND, 福永雄海)
 
【大会概要】
▼ 開  催 :2015年12月6日(日)
▼ 会  場:神奈川県横浜・新山下(釣り場は東京湾一帯)
▼ 主  催:横浜ビルフィッシュクラブ・レッドヘッダーズ
▼ 後  援:JGFA
 ▼ ルール:IGFA ルール・オールタグ&リリース・バーブレスフック採用
▼ 参加チーム:20チーム
▼ 参加選手:71人
▼全体釣果:147尾(一人当たり2.19尾)
▼最大魚:76㎝(叉長/鶴見川河口)
 
【大会成績】(長さはすべて叉長)(敬称略)
チーム賞 (1〜3位・スズキ3尾以内の合計叉長・単位cm)
1位  TEAM  T・A・G(チームキャプテン:上野ひとみ)      21.2.5(73, 70.5, 69)   ボート:Knot  Enough  船長:森聡之
2位  EK (チームキャプテン:遠藤 恭自)   209(73, 70, 66)    ボート:NO TRACK 船長:賢持宏昭
3位  EDOBAKU2 (チームキャプテン:逢坂忠男)   195.5(76, 60, 59.5)   ボート:ストライカー早川艇   船長:早川昌和
 
ルアー大物賞(1位のみ)
 逢坂忠男(EDOBAKU2)   76cm
 
★フライ大物賞(1位のみ)
該当なし
 
★レディース大物賞(1〜3位)
1位 榎本恵(アッパーズB)   61cm
2位 中川瑠璃(マーメイドアングラーズC)  60cm 
3位 上野ひとみ(TEAM  T・A・G)  59cm  
    
★ジュニア大物賞(1〜3位)
1位 中川瑠璃(マーメイドアングラーズC)  60cm 
2位 野本未世夢(アッパーズA)  54cm  
3位 該当なし
 
★シニア賞(1〜3位・60歳以上)
1位 若林務(レッドヘッダーズ) 57cm
2位 市原照曠(アランビックFC)  42cm
3位 野本修司(アッパーズA)  40cm
 
★フルタグ賞(タグ25本以上)
team  71(チームキャプテン:大畠拓)
  
【東京ベイシーバスゲームフェスティバルにおけるスズキの釣果】

優勝のTEAM T.A.G.(前列)を中心に上位3チームの表彰です。

スタートフィッシング。20チームが参加しました。

釣ったスズキはタグ&リリースされます。

表彰パーティー。来年もぜひご参加ください。スポンサーの皆様に厚く御礼申し上げます。

チーム優勝を決めたRICHMONDさんの73㎝。

個人大物賞の76㎝。アングラーは逢坂忠男さん。

レディース賞の皆さんです。