第40回記念JIBT 大会史上最多の80尾のカジキがあがり、ブルファイターが大逆転勝利!
【第40回JIBTダイジェストムービー】
https://jibt.jp/
第40回記念JIBTは、すでに梅雨も明け、夏の陽射しの中、3日間安定した天候の中で開催できました。水温も28〜29℃とかなり高く、大会史上最多尾数を記録するなどすばらしい釣果に恵まれました。
開催日程:2018年7月19〜22日(木〜日・19日は前夜祭)
1日目(7/20) 第40回記念JIBTは、すばらしい潮況に恵まれ、開始直後からヒットコールのラッシュとなりました。
大会エリアは、ちょうど黒潮の蛇行の屈曲部分外側に入り、潮温も28℃を超え、すばらしい水色にも恵まれました。下田港から近いエリアからヒョータンまでのさまざまなエリアがポイントとなり、7:56のストライクを皮切りに、途切れることなく計79ヒットが続き、T&Rが27尾、キャッチが13尾の計40尾(クロカジキ38尾およびマカジキ2尾)の釣果となりました。
初日の順位は、計3尾(うちタグ1尾、キャッチ134.6kg及び131.5kg、すべて50ポンドライン)を釣り上げたシードリームが594.225ポイントで暫定首位となり、サンダーが同様に3尾(タグ1尾80lポンドラインおよびタグ2尾50ポンドライン)の520ポイントで続きました。初日のファーストマーリンは8:45に MALIBU、最大魚はリトルマーメイドのクロカジキ149.45kgでした。
天候はとても安定しており、とてもいいナギとなっています。この調子が続くようであれば、過去最高の釣果に恵まれるのではないでしょうか?熱中症には気をつけ、皆さんの健釣を期待しましょう。
2日目(7/21) 大会2日目(7/21)も大会エリアには黒潮の分流が差し込んで、1日目と同様の好調な釣果が期待され、その予想どおり計29尾のカジキが釣れました。(内訳:クロカジキ25尾(うちキャッチ8尾とT&R17尾)、マカジキ4尾(うちキャッチ1尾とT&R3尾))
午前7:00のスタートフィッシングのあと、7:22にはオーシャンベルが最初のヒットコール、そのままタグ&リリースを決めました。アイエヌジーは大会2日目の最大魚となる195.2kgのクロカジキを、アングラーの石川慶空くん(11歳)が奮闘して見事にキャッチを決めました。1日目にも2尾の釣果を記録していたグランテムは2日目終盤に3尾目にあたるクロカジキへのタグ&リリースを決めて上位への進出を果たす中、アイラッシュは立て続けに3尾のクロカジキにタグ&リリースを決める圧巻の釣果!その結果、アイラッシュは2日目終了時点にて暫定首位に躍り出ました。
3日目(7/22) この日も、天候や潮には大きな変動はなさそうです。もしかすると、過去のJIBTの最高釣果は更新されるかも!?
過去の経験から海況がそう変わらなければ今日も10尾はいけると予想され、結果は11尾のカジキが上がり3日間合計で80尾に達し、最多記録
を更新する40回記念としてすばらしい釣果となりました。
この日のスタートフィッシングは7:00、2日間の経験で、カジキのポイントがかなり絞られていましたので、ファーストヒットコールは30分以内と予想していました。案の定、スタート後20分の7:20にディアディクトからのコールが届き、3日目のバトルが始まりました。続いて、7:29・Be遊、7:33・サンダー、7:36・マハロがヒットコールを入れましたがいずれもバラシ。そんな中、この日のファーストマーリンはホライゾンがゲット。(7:47ストライク、8:12TgRリリース完了。)
注目の優勝争いは、2日目まで650ポイントで暫定首位のアイラッシュが逃げ切るか、はたまた暫定2位・シードリーム、同3位・グランテム、同4位・サンダー、同5位・ウェイビーラインといった500ポイント越えのチームが追い上げるのか、1尾の釣果で順位がめまぐるしく変わる激しい戦いとなりました。
7:48、2日目まで暫定2位のサンダーがヒット!首位に駆け上がるかと思われましたが惜しくもフックはずれでバラシ。
一方、前日まで2尾のクロカジキを釣って暫定11位だったブルファターが50ポンドラインで午前中に1尾、午後13:10になってこの日2尾目のクロカジキにタグ&リリースを決め、合計4尾、741.675ポイントでなんと首位に躍り出ました!
2日目ま暫定トップのアイラッシュは追加がないまま時間が過ぎていきます。
14:00のストップフィッシングを迎えてもなお4艇のボートがファイトを続行していましたがいずれもバラしてしまったため、あとはストップフィッシング後の審査によって順位が決まることになりました。
最終結果は、なんとブルファイターが見事大逆転勝利!劇的な展開で第40回記念JIBTを制しました。
こうして、第40回記念大会は折りからの晴天と、海況に恵まれ、最多尾数記録を更新するすばらしい大会となり、無事閉幕しました。
今回は下田東急ホテルの野外ステージで表彰式がおこなわれ、花火の演出もあって大いに盛り上がりました。
この3日間、無事に開催でき、すばらしい釣果に恵まれたことをカジキにはもちろんのこと、スポンサーの皆様はじめ参加者ならびに多くの関係者の皆さんに心から感謝申しあげます。
★最大魚賞(西川龍三賞)は、クロカジキ195.2kgでアイエヌジーフィッシングクラブのの石川慶空くん(11才)が獲得しました。
★参加チーム:130チーム(別途2チームキャンセルあり) 選手数:666人
★ストライク数:198(カジキのみ)
★今大会釣果総尾数:80尾(クロカジキ72、マカジキ8) タグ&リリース:56尾 キャッチ:24尾
主催: NPO 法人 ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA )
後援: 農林水産省、静岡県、下田海上保安部、下田市、静岡県漁業協同組合連合会他
協賛: 伊豆漁業協同組合、にいじま漁業協同組合、神津島漁業協同組合
協力: (株)安田造船所、(株)ジー・エス・ティー、シダックス(株)、伊豆急行(株)、下田ボートサービス、まちおこしカジキサポートクラブ、マリンフェスタ下田実行委員会ほか
【特別協賛】ご協賛ありがとうございました。
【第40回JIBT表彰結果】
2018.7.22
●開催期間:2018.7.20〜22 ●出場チーム:130チーム(別途2チームキャンセルあり)
●選手数:666名 うち オーナーボート 120艇、チャーターボート 10艇
●大会期間のカジキデータ
月/日 | ストライク数 | タグ&リリース(尾) | キャッチ(尾) | 合計 | 備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
クロカジキ | マカジキ | シロカジキ | クロカジキ | マカジキ | シロカジキ | ファウル数 | |||
7/20 | 79 | 26 | 1 | 12 | 1 | 40 | |||
7/21 | 74 | 17 | 3 | 8 | 1 | 29 | 2 | ||
7/22 | 45 | 7 | 2 | 2 | 11 | ||||
合計 | 198 | 50 | 6 | 0 | 22 | 2 | 0 | 80 | 2 |
★ファウル(失格)数は合計尾数には含まれていません。
●【団体総合】 (表彰3位まで) T&R:タグ&リリース
順位 | チーム No. |
チーム名 | 合計 ポイント |
備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|
1位 | 46 | Bull Fighter | 741.675 | クロカジキ 50lbライン・T&R3尾、キャッチ104.45kg |
2位 | 121 | アイラッシュ | 650 | クロカジキ 50lbライン・T&R2尾、30lbラインT&R1尾 |
3位 | 106 | シードリーム | 594.225 | クロカジキ 50lbライン T&R1尾、キャッチ・134.6kg&131.55kg |
●【個人総合】 (表彰3位まで) T&R:タグ&リリース
順位 | チームNo. | アングラー名 | チーム名 | ポイント | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 46 | 坂野 元紀 | Bull Fighter | 741.675 | 50lbライン・T&R3尾、キャッチ104.45kg |
2位 | 121 | 藤田 祥 | アイラッシュ | 650 | 50lbライン・T&R2尾、30lbラインT&R1尾 |
3位 | 106 | 田野入 英樹 | シードリーム | 594.225 | 50lbライン T&R1尾、キャッチ・134.6kg&131.55kg |
●【チャーターボート船長賞】 表彰1位のみ・1艇
順位 | 船名 | 船長名 | ポイント | チーム名 | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 稲荷丸 | 森 一徳 | 270.6 | ボナーフィッシングクラブ | 50lbライン・キャッチ130.4kg、マカジキ50lbラインT&R1尾 |
●【西川龍三賞(最大魚賞)】 (表彰1位のみ・個人)
順位 | チームNo. | アングラー名 | チーム名 | 重量 | 備考(魚種すべてクロカジキ) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 24 | 石川 慶空(ソラ) | アイエヌジーフィッシングクラブ | 195.2 | 50lbライン(7/21) |
●【下田海上保安部長(セーフティー)賞】 表彰1位のみ・1艇
チームNo. | チーム名 | キャプテン名 | 備考 |
---|---|---|---|
3 | アランビックFC | 市原岳洋 | 1987年以降常に安全に留意してJIBTに連続出場している |
【第40回JIBT最終順位(全成績・失格を除く)】
(※同ポイントの場合は、大会ルールにより達成した時刻の早い方を優位とします。)
|
★海域内のカジキマークは、キャッチ、またはT&Rされた位置。 ■マークはバラシた位置です。同じ緯度経度のものは、1尾しか表示されていません。
【スタートフィッシング】絶好の条件の中、第40回記念JIBTがスタート!大会史上最多の132艇(2艇キャンセル)、選手666名が参加しました。
【チーム優勝】1日目クロカジキ104.45kgキャッチ、2日目クロカジキ推定130kgをタグ&リリース(T&R)、3日目2尾のクロカジキをT&Rし、大逆転で優勝した「ブルファイター」の皆さん。
【チーム2位】2日目まで3尾のクロカジキをT&Rし、暫定トップだった「アイラッシュ」ですが、3日目に逆転を許し2位になりました。
【チーム3位】チーム3位には1日目に3尾のクロカジキを釣った「シードリーム」が入りました。(1尾T&R、2尾キャッチ)
【最大魚】「アイエヌジーFC」が2日目にキャッチした195.2kgのクロカジキが今大会の最大魚になりました。アングラーは11才の石川慶空くんでした。
【チャーターボート船長賞】ボナーFCが1日目にクロカジキ130.4kgをキャッチ、2日目にマカジキ推定60KGをT&Rし、チャーターボート船長賞を稲荷丸・森一徳船長にもたらしました。
【ダブルファイト!】1日目(7/20)、「サンライズ」はダブルヒットし、そのまま2人でダブルファイト。このシーンでは1尾目にタグが打たれ、もう1尾はファイト続行。2尾目も無事T&Rしました。
【体験クルージング】7/19、地元の小学生を招待しての体験クルージング。みんな楽しみにしている人気イベントとなりました。
【前夜祭】伊豆漁協さんの市場・荷捌き所をお借りしての前夜祭。選手はもとより、地元の方も加わり、たいへんな盛り上がりでした。
【下田マリンフェスティバル】JIBTと同時開催の下田マリンフェスティバル。下田太鼓の勇壮な響きがイベントを盛り上げました。
【タックルチェック】すべての釣果について、まず最初にタックルチェックといって、使用されたリーダー、ダブルラインの長さやギャフロープの長さがIGFA(国際)ルールの規定内かどうかをチェックします。
【ハワイからのお祝いメッセージ】ハワイのHIBT会長・ピーター・フィシアン氏より、40回記念大会のお祝いメッセージを代理で来日された伊澤武夫さん(右)よりいただきました。
【西川龍三賞(最大魚賞)】JGFA設立者の一人、故西川元副会長を偲んで設けられた西川龍三賞。今回は195.2kgを釣った「アイエヌジーFC」の石川慶空(空)くん11才が受賞しました。
【チャーターボート船長賞】地元須崎の遊漁船が今回は10艇参加。その中で頂点に立ったのは稲荷丸・森一徳船長でした。(「ボナーFC」乗船)
【ベストセーフティー賞(下田海上保安部長賞)】1987年以来、常に安全に留意し継続参加している「アランビック」の皆さんが選ばれました。
【個人総合1〜3位】個人総合1〜3位の表彰です。左から2人目より3位の田野入英樹さん(シードリーム)、1位の坂野元紀さん(ブルファイター)、2位の藤田祥さん(アイラッシュ)。
【団体総合第2位】2日目まで暫定トップだった「アイラッシュ」でしたが3日目に逆転され、2位に。しかし、2日目に立て続けに3尾のクロカジキにタグ&リリースを決めたのは圧巻でした。
【農林水産大臣賞】JIBTの優勝チームには農林水産大臣賞が授与されたほか、静岡県知事賞、静岡県漁業協同組合連合会長賞、伊豆漁業協同組合長賞が授与されました。
【団体総合優勝】2日目まで暫定11位に甘んじていた「ブルファイター」ですが、3日目に2尾のクロカジキをT&Rし、大逆転で栄えある40回記念JIBTの優勝を勝ち取りました!